年間1000種類以上のスイーツを食べ歩くという「ナンシ スイーツ」さんがTwitterで発信した情報が注目を集めています。
有名フランス菓子店の味が新幹線の車内販売で!?
ナンシさんは2日夜11時ごろ、自身のTwitterアカウント(@nanshisweets)を更新。「聞こえますか…これから新幹線で移動される方へ この呪文だけ、覚えておいてください… 車内販売が来たら、『あの、オーボンヴュータンのクッキーありますか』 こちら、焼き菓子好きなら、東海道新幹線で必須の呪文となります… 運が良ければ、表には案内のない 小さなクッキー箱が出てきますよ…」と投稿しました。
オーボンヴュータンとは、東京都世田谷区等々力にある有名フランス菓子店。投稿を読んだユーザーからは「えっ、オーボンヴュータンのクッキーが新幹線で買える?」「知らなかった」「昨日乗ったのに…早く知りたかった」「来週乗るから呪文言ってみよう」などの反応が寄せられ、いいねの数は4日午前11時現在、11万を超えています。
ユーザーの中には偶然、新幹線車内で投稿を読んだ人も多く、ナンシさんの元には「今買えました」「呪文唱えて買えました」など、写真入りの報告も続々と寄せられています。
投稿者「トキメキが止まらないクッキー」
投稿したナンシさんに話を聞きました。
ーー投稿したきっかけは?
「緊急事態宣言が解除されて、これから新幹線で移動される方も増えるかと思ったのがきっかけです。新幹線で買えるとは、意外と知られていない名品なので、同じお菓子好きな方にぜひ知っていただきたいと思いました」
ーー11万を超えるいいねがつきました。
「すごい勢いでいいね、リツイートがあり驚きました。リアルタイムで買えたと言うコメントもいただけて、投稿して良かったとうれしい思いです」
ーーこのクッキーはいつ知りましたか。
「数年前、新幹線での移動中に、新幹線の公式ホームページで見かけてコレは!と知りました。旅行ではいつも、ご当地の限定スイーツなどがないか調べています」
ーーオーボンヴュータンのクッキーの推しポイントは?
「小さなクッキーがそれぞれ、ひとつずつ味わいや食感が違って、見た目もかわいく、おいしいくて、トキメキがとまりません。日本へ本格的なフランス菓子を伝えた第一人者である、お菓子好きには伝説と言える河田勝彦シェフの名品なので、一度は食べていただきたいです」
ーーナンシさんはスイーツコンシェルジュの資格も持つそうですが普段の活動は?
「普段は会社員をしながら、関西やお取り寄せを中心に、趣味でみつけた推しなお菓子やカフェをTwitterとInstagramで発信しています。みなさんと『おいしい!』を共有したくて、写真や書き込みも工夫しています。今年の12月には阪神百貨店で開催される催事『アイスクリームクリスマス』(12月23〜25日)の出店もセレクトします」
担当者「知る人ぞ知る商品です」
東海道新幹線の車内ワゴン販売を運営する「ジェイアール東海パッセンジャーズ」(本社、東京都中央区)の広報担当者によると、クッキーの商品名は「オーボンヴュータン プティフールセック」(税込み660円)。
「新幹線車内で小ぶりで食べやすい有名スイーツを人気商品のコーヒーと一緒に楽しんで欲しい」という思いから2005年春に取り扱いを開始。7枚入りセットは新幹線だけの特別仕様だそうです。
「弊社ホームページの車内販売商品一覧にも掲載していますが、クチコミで広がった知る人ぞ知る商品です」(広報担当者)
販売場所は東海道新幹線(東京〜新大阪間)「のぞみ」「ひかり」の車内ワゴン販売のみ。売れ行き状況によっては品切れの場合もあるのでご注意を。