実家がびっくりドンキーに?座敷机におなじみ木製メニュー表 「ただいま〜!って言いそう」「おばあちゃんがお盆持って迎えてくれそう」

竹内 章 竹内 章

座敷の机にはおなじみの両開き木製メニュー表。岩手県にあるレストランの画像がSNSで話題です。このお店、知る人ぞ知るあのハンバーグレストランの創業店舗。投稿は瞬時に拡散し、「盛岡行ったらココ行きたい!」「実家のような安心感」と25万人が楽しんでいます。

「こんな実家感あるびっくりドンキーある?」と投稿したTwitterユーザーなめらかな抱擁(@inunoinori)さん。見覚えある木製メニュー表が和室の机にどんと置かれる一方、別の席ではメニュー表が三面鏡に見えてしまうというインパクト大の画像は、絶妙なたとえもあって3万以上リツイートされ、25万近いいいねが付きました。「盛岡市民みんな大好き」「おばあちゃんがお盆持ってお〜来たかって迎えてくれたらうれしい」と盛り上がっています。

JR盛岡駅から徒歩圏にある「ハンバーグレストラン ベル 大通店」は、全国に300以上を展開する「びっくりドンキー」の創業店舗です。運営する株式会社アレフ(札幌市)によると、びっくりドンキーの原点は1968年12月、盛岡市に誕生したハンバーガーとサラダの店「べる」。13坪のこぢんまりとしたお店でした。その後、1972年6月に現在の「ベル」の場所に移転するとともにハンバーグに注力。今日まで続くロングセラーであるワンプレートのバーグディッシュが生まれたのもこの時期です。また、「手作りの温かさを表現したい」と、店舗ごとにスタッフ総出で独創的な内装を手掛けるようになったのもベルが始まりでした。 

同社広報によると、実家のように見える部分はもともとベルに隣接していた木造建物で、同社が買い取ったそうです。縁側や庭がある和テイストが特徴。ちなみに、びっくりドンキーの展開は北海道で始まり、1号店は札幌市西区にある西野店。「先代が盛岡出身ということもあり、創業店舗であるベルの名前を守り、弊社の原点と位置付けています」(広報)といいます。

 家族でベルに出かけることが多いというなめらかな抱擁さん。もちろんびっくりドンキーの創業の店とご存じでした。「食事ももちろんおいしいのですが、私は何よりお店の方の言葉かけやちょこっとあるお庭が懐かしさを感じさせてとても好きです」。投稿したのは、バンドメンバーと来店した時の画像で、「ここに来る意味があったね」と話が盛り上がったそうです。 拡散したことについて「私が昔から行く大好きなお店なので、たくさんの人に知ってもらってとてもうれしいです。ベルさん、大好きだよ、と伝わっているといいなと思います」と話しています。

なめらかな抱擁さんの「こんな実家感あるびっくりドンキーある?」の投稿はこちら→https://twitter.com/inunoinori/status/1441668683709833218

 なめらかな抱擁さんがメンバーの仙台を拠点に活動中のインディーロックバンド、simsiisのアカウントはこちら→https://twitter.com/simsiis

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