フィリップ・モリス・ジャパン合同会社(本社・東京都千代田区)が18日から販売を開始した加熱式たばこの新型アイコス。アイコス歴4年の筆者が1週間試したら旧型に「もう後戻れない」仕様となっていた。結論から言うと、クリーニングが不要となった点がそう思った理由で、専用のたばこスティックは、従来のように先端にたばこ葉が露出しておらず、紙で覆われている。残りかすが全く出ないことで、独特の臭いが大幅に軽減、さらに掃除をしなくて済むのだ。
これを実現させるための変更点はデバイス側にもあった。露出したたばこ葉の部分をホルダー内のブレードに刺して加熱させていたのだが、ブレード自体がなくなっていた。ブレードがないということは破損する心配がなくなったことを意味する。これまで綿棒で掃除をする際、つい力を入れ過ぎてブレードが根本からポキッと折れたことが何度あったことか。そのたびにコンビニに駆け込み、デバイスを購入していた。毎回、痛い出費となっていた。
肝心の吸い心地だが、新デバイス、専用たばこスティックになったことでも、ほとんど変わらず。上記のように進化した分、快適さが上積みされた。
新デバイスは「アイコス イルマ プライム」(1万2980円)と「アイコス イルマ」(8980円)の2機種、また専用のたばこスティック(550円)も11種類用意されている。いずれも、スティックを挿入すると自動的に加熱を開始、取り出すと停止するなど、残りかすが出ないことやクリーニング不要な点以外にも改良点が見られる。