ミニトマトをぶら下げた「やじろべえ」 磁石を近づけると、どうなると思う?【まだ間に合う!自由研究】

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ストローの両端にミニトマトをぶら下げて、自由に動く「やじろべえ」のようなものをつくりました。ミニトマトに磁石を近づけるとどうなると思いますか? …実はミニトマトは近づけたと磁石から離れるように動きます。まるで、ミニトマトが磁石に反発しているようです!金属でもない「野菜」と磁石の間に力が働くだなんて…とても不思議ですね!

磁気の力で体のコリを解消する磁気治療器・ピップエレキバンで知られるピップ株式会社(本社:大阪市)が、北海道・比布町の小学生を対象にリモートで行った科学教室で取りくんだ実験の一コマです。

この日の科学教室では、「水に浮いた1円玉に磁石を近づける実験」も行われました。アルミでできた1円玉は磁石にくっついたりすることはありません。しかし、この実験では、磁石を動かした方向に向かって1円玉が動くといいます。いったいどういう理屈なのでしょうか。

 実は、水は磁力に反発する性質を持っているのだそう。磁石を水に近づけると、水は磁石の磁力に反発し、水面に凹みができます。1円玉が動いているように見えたのは、この水の凹みの影響です。凹んだところに向かって1円玉が移動するため、結果的に磁石に近づいてくるように見えたのだといいます。

この性質が分かれば、冒頭の実験で、ミニトマトが磁石から離れるように動く理由も分かりますね。野菜の中に含まれる水分が、磁石の磁力に反発しているのだそうです。水分の多い野菜・フルーツであれば、ミニトマトでなくても同じような現象が見られるといいます。

今回の科学教室には、比布町からは小学生12名が参加。磁気の不思議や面白さを体験できる実験に、「動いた!」「凄い!」などの声があがっていたといいます。夏休みも終盤ですが、まだ自由研究ができていないそこのあなた!ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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