ナイフでブスッ!熱々ソースで手づかみ不可能だぜ!ハードロックなバーガー「スロッパー」を知っているか!?

鈴木 博之 鈴木 博之

 

ハンバーガーなのに熱々のソースがかけられていて手づかみ不可能! さらにナイフが突き刺さった状態で提供されるという「刺激的なメニュー」が、ハードロックカフェに期間限定で登場しました。熱いロック魂を感じさせるインパクトある見た目だけでなく、味だって夏の刺激を求めるあなたにぴったりのようですよ。さっそく試食してきました。

実はグルメ漫画とのコラボメニュー

ハードロックカフェと言えば、巨大なエレキギターの看板がランドマークになっているアメリカンレストラン。店内にはエリック・クラプトンのギターから始まった、ハードロックが8万6000点以上所有する貴重なメモラビリア(有名ミュージシャンの衣装や楽器)のコレクションが世界中の店舗に展示されていて、一歩店内に入るとそこはロックな世界に浸れることでも有名です。

コラボしたグルメ漫画『本日のバーガー(作:才谷ウメタロウ/原作:花形怜)』は、世界中の食に触れてきた食品商社マンの神宮寺慧が、脱サラして立ち上げたハンバーガーショップが舞台。日本では馴染みのないご当地ハンバーガーを、来店する人の人生の悩みに合わせて作ることで問題解決していくストーリーで、世界中のハンバーガーの誕生に至った背景だけでなく、各国の食文化の魅力をさまざまな角度から迫っています。コロナ禍ということもあり、食を通して海外旅行の疑似体験をしてもらいたいという想いと、ハンバーガーを看板メニューに掲げるハードロックカフェの熱い想いが合致してコラボが実現しました。

今回のコラボは、『本日のバーガー』の作中に登場したご当地ハンバーガーである「スロッパー」に、ナイフを突き刺すというハードロックカフェ風にアレンジしたもの。

 「スロッパー」とは、アメリカ・コロラド州のご当地バーガーのこと。スロップとは“こぼす”が語源で、コース料理のようにナイフとフォークで食べるスタイルのハンバーガーです。ハンバーガーの上にたっぷりとかけられた熱々のソースは、グリーンチリを味の決め手にし、トマト、豚肉などを煮込んだピリ辛ソースで、さらにはみじん切りしたフレッシュオニオンをあえたもの。夏の刺激を求めたい人のために、ソースの辛さはノーマル(0.5辛)、ホット(2辛)、ベリーホット(3辛)の3段階から選べます。

今回の「スロッパー」は、漫画『本日のバーガー』とのコラボ第2弾ですが、コラボ第1弾ではデンマークのご当地バーガー「ボフサンドイッチ」(税込2480円)でした。店長によると「在日デンマーク大使館の方がご家族で来店していただき、見た目も味も本物そのままだとおっしゃっていて、在日デンマーク大使館公式Instagramでご紹介していただきました」とのこと。

 

パテはアメリカン・ビーフ100%を使用していて、グレードとしてはUSDA(米農務省)チョイスという高品質な肉に与えられる格付け。2020年の2月にはハードロックカフェのハンバーガーのすべてのパテがリニューアルされて、脂身を減らして赤身肉が多い配合になったそうです。

ジューシーさを売りにするハンバーガーもありますが、「スロッパー」はしっかりとした歯ごたえがあり、ステーキを食べているような肉肉しい感じ。アメリカ人が庭でBBQのときに使う、網の上でジュージュー焼いているチャコールグリルの直火で焼き上げているため、肉はスモーキーで脂っこくなくペロッと食べられました。

ミディアムウェルダンで提供されたパテ

肝心のソースですが、辛さはノーマルにしてみたらそれほど辛くはありません。ただ店長は「ベリーホットだとバンズがないと辛いかもしれません」とのことでしたので、本来の味をしっかりと堪能するのには辛さはノーマルで正解でした。バンズはかけられたソースでヘナヘナになっているため、お皿に残ったソースを絡め取って食べるといいかも。いつもの両手で掴んで食べるハンバーガーとは違いお上品に美味しくいただけました。

「スロッパー」(税込2480円)は単品で提供されますが、グランドメニューのハンバーガーにはフレンチフライが付くとはいえ、ハンバーガーの価格は一番お手軽な「クラシックバーガー」(税込1980円)から、1971年のハードロックカフェ1号店オープン当時の味が楽しめる「ダブル デッカー ダブル チーズバーガー」(税込3080円)まで7種類あり、どちらにしてもちょっとお高めのハンバーガーです。

「スロッパー」は、国内4店舗の「東京店」「上野東京店」「横浜店」「ユニバーサル・シティウォーク大阪TM店」で7月1日から8月31日まで味わえます。

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