「小学校1年生の時、遠足が嬉しくてワクワクして親にサプライズで教えてあげたらきっと喜ぶだろうと思って前日の夜に
"じつは〜……明日は遠足でーす!"
って発表したらしばき回された事がある」
子ども時代の親との感覚の違いが引き起こした苦い記憶がSNS上で起きな注目を集めている。このエピソードを紹介したのはなかッちさん(@nkc_papa)。
同様のことをした、されたという人は多いようで、SNSユーザー達からは
「先日、似たような事やられました。
朝ご飯時に、今日は体育祭と言われた。血の気が引きました。
コロナ下なので、親の出席はなし、弁当なしだったので直ぐにほっとしましたが、朝、言うな……」
「前日夜10時過ぎに明日からプール開きと言われた経験が蘇る…。
水着帽子水中メガネは大丈夫でしたが、バッグが駄目になっていて、急遽24時間開いていた書店に駆け込み、付録バッグで事なきを得ました。
プール開きが近いので、【バッグ困ったら付録バッグ】は覚えておいて損ないです。」
「サプライズで教えてあげるね。ハートがほっこりします。
私の場合はただぼーっとしている子どもでよく叱られてましたが、1番が調理実習の食材でした。
グループで分担して持参するので私が忘れると皆に迷惑がかかる上、翌日の一時間目と言う間の悪さに烈火のごとく怒られしばき回されました。」
「確信犯で飲み会当日、予定を奥さんに言わずに普通に過ごしてて一時間前くらいに嘘の電話(もう始まってるぞ!どうした?的な内容)を友達にかけてもらいます。
※奥さんの横でさも忘れていた感を出すのが重要です。」
「男子あるある……
そっかぁ、親目線だと『なんで早よ言わん!!』だけど子ども目線だと『サプライズの共有』なのかぁ。目から鱗です
(でも自分は息子たちに『早めに言わないと準備ができん』と呪いの様に言い続けましたが)」
など数々のコメントが寄せられている。なかッちさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):喜ばせてあげようと思ったのに怒られてしまった記憶って僕もありますね…。なかッちさんはこの時のことを詳しく覚えておられますか?
なかッち:言った途端に部屋の空気が凍りついて、「あっ、自分はとんでもない事をしてしまったぞ」というのを瞬時に感じました。そこから烈火の如く怒られて、まさかそんなに大変な事だと思ってなくて衝撃を受けるわ、とにかく親が怖いわで、「早く寝ろ!!」と一喝されて脱兎の如く布団に逃げ込みました。
中将:当時のご自身を振り返って、どんな子どもだったと思われますか?
なかッち:そそっかしいし、お調子者だし、本当に手のかかる子どもだったと思います。今自分が親になって、教育の仕事をしているのですが、きっと親にも先生にも多大な迷惑をかけていた事だろうと思います…。
中将:投稿に対して反響がありました。
なかッち:沢山の方から「自分もこんな事やったw」とか、「我が子もこんなのあった…」と色々なエピソードを教えて頂けてとても面白いです。反対に「普通プリントもあるしあり得ないだろ」「どうせ嘘だろ」「予定も管理できない親が子ども作るなよ」等の意見もあり、SNSの難しさというか、自分の価値観で平気で人を断じてしまう人達が沢山いる事に怖さも感じました。
なかッちさん関連情報
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今回の投稿に関し、「子ども達や子育てに奮闘するご家族の方々が少しでも毎日楽しく過ごせるようになったら良いなと日々思っております」となかッちさん。
なかッちさんは日々、Twitterで子育てや学校教員向けの役立ちネタを発信中。ご興味のある方はぜひアカウントをご覧になっていただきたい。