「浪速のロッキー」の異名を持つ元ボクサーで俳優、タレントの赤井英和さん。大阪出身の熱血キャラで多くの人に親しまれていますが、実は最近、Twitterを中心にファン層がまたじわじわ拡大しているのです。その“発信源”は、妻でマネジャーの赤井佳子さんが運営するアカウント「赤井英和の嫁 佳子」(@yomeyoshiko224)。
赤井さんが私生活で家族にだけ見せるあまりにも無防備な姿を淡々と綴っているのですが、「赤井さん可愛い」「めちゃくちゃおもろい」と佳子さんにとっては思いがけぬ反響を呼び、ついにあの有吉弘行さんもラジオで「絶対見てほしい。毎日幸せになれる」と絶賛するまでに。7月に公開される赤井英和さんの主演映画「ねばぎば 新世界」のキャンペーンで大阪を訪れていた夫妻を直撃しました。
佳子さんの投稿から垣間見える赤井さんの“生態”は、とにかくチャーミングです。夜の11時を朝の11時と勘違いしてきちんと着替えて部屋でスタンバイしたり、パソコンの扱い方がわからずフリーズしたり、トイレに行くときに服を全部脱いだり、ドラゴンボールのピッコロを「名探偵コナン?」と言ったり、果ては緑のチェックのシャツを着るよう言われて極彩色のシャツを着てみたり…。
今回の大阪キャンペーンに向かう道中でも、「大好きな大好きな大好きな大阪に着き、早く新幹線のドアを開けて欲しい赤井」とドアの前に立つ赤井さんのそわそわした後ろ姿が投稿され、「お帰り〜」「待ちきれない様子ですね」「開いた瞬間、走りそう」などのコメントが寄せられていました。
「何のこと?」妻のTwitterを全く知らない赤井英和
大阪市内のホテルで、赤井夫妻に話を聞くことができました。
――赤井さん、最近Twitterですごい人気ですね。
赤井英和(以下、赤井)「えっ、あっ、そうなんすか?」
赤井佳子(以下、佳子)「本人は知らないんです、全然」
赤井「どういうことですか?」
――私生活の、なんというか、キリッとしていない部分を書いていらっしゃって。
赤井「えええ!!! 全然知らないです。本当ですか?」
――若い人にも「赤井さん可愛い」と人気です。
赤井「えええええ!!!?? どど、ど、どんなん?」(嬉しそう)
佳子「私はどっちかと言ったら『憎たらしい』という気持ちで書いてるんですけど…」
赤井「がはははははは!!!!!」(手を叩きながら)
佳子「赤井のちょっと抜けている言動が頭に来たり、憎たらしく思ったり。そういう負の感情をとりあえず3日くらい寝かせて、気持ちが落ち着いたときに書くんです。そしたら『面白い』とか『可愛い』みたいなコメントがたくさん来て…」
頭に来るけど「動物」としては面白い?
――だって、見ていたら赤井さんのことがどんどん愛おしくなりますよ。
佳子「いや、全然です!私は全くそんなことはなくて、『アッタマ来んなあ!』というのがほとんどです(笑)。怒りを鎮めてから、自分が見たそのままを文章にしているだけ。最初の頃は赤井のすごいコアなファンから『許してあげてください』とか『でも最高だと思います』みたいなフォローのコメントがちょこちょこ来ていたんですが、そのうち『可愛い』『仲良いですね』と好意的に受け止めてくださる人がたくさん出てきたという感じです。まあ、動物としては面白いのかな…」
赤井「(佳子さんに)また見して」
――赤井さんが投稿を全く把握していないことに驚きました。新しいファン、本当に今すごく増えていると思いますよ。
赤井「そうなんですねえ。(佳子さんに)また見して」
◇ ◇
セルフイメージに全く頓着しない度量の大きすぎる赤井さんと、本心なのか照れ隠しなのか、赤井さんをクールに突き放す佳子さんの絶妙なやりとりが印象的でした。そんな赤井さんが、久々に主演俳優としてスクリーンで大暴れする映画「ねばぎば 新世界」が、7月から全国の映画館で順次公開されます。佳子さんのTwitterと併せて要チェックです。
ちなみに赤井さんは、佳子さんが話している間、終始嬉しそうにしていたことを申し添えておきたいと思います。
【「ねばぎば 新世界」公式サイト】https://nebagiba-shinsekai.com/