「サボテンチュロスいい感じだぞ」という、ねごと(@negotoo)さんが投稿したツイートが14万以上のいいねを集めて話題になっています。
1枚目の写真は油に浮かぶ緑色の物体。2枚目の完成品は色も形もリアルすぎて、どう見ても本物のサボテンです。リプ欄にも「一瞬本物のサボテン揚げてるように見えました」「クオリティが高すぎてホントのサボテン揚げてるかと思った」などと驚きの声が上がりました。
このチュロスは「ディズニーのレシピに着色料を足したもの」だそうで、「ディズニー チュロス レシピ」で検索すると出てくる公式のレシピがベースになっているとのこと。落ち着いたグリーンの色彩から「抹茶味なのかな?」と想像されますが、抹茶ではなく緑色の食紅がベースだそうです。
「実は少しだけ抹茶も入れてたのですが、抹茶だけだと色が薄かったのと揚げたら見事に風味が消えました…。味をつけたいなら後からまぶす方がいいかと!(沢山つけすぎると苦くなるので注意)」(ねごとさんのコメントより)。
続いてのツイートでは、「植樹した(チョコレートムースに砕いたオールブランをかけています)」と鉢植え状になったサボテンチュロスの写真も投稿されています。
このサボテンも土も全部食べられるなんて信じられないですね。お店で売っていたらサプライズ用のプレゼントとして大人気になりそうです。製作したねごとさんに、このマジカルなサボテンチュロス誕生のきっかけなどをお聞きしました。
──投稿を拝見していると毎日のようにお菓子作りをされているとのことですが、パティシエさんですか?
私は会社員で、お菓子作りは完全に趣味でやっています。子どもの頃テレビでやっていた『TVチャンピオン』の影響が大きいですね。お菓子作りはインスピレーションを形にしやすいので好きなんです。あとは大抵1日で完成するのと、作ったあと食べられるのも魅力。
──趣味でこのレベルはすごいですね! お菓子作りの技術はどうやって?
すべて独学です。ネットのレシピや動画を見たり、レシピ本や分子調理や食品化学の本や、プロ職人向けの雑誌などを読んだり。あとは思いつきで色々実行してます。1回だけフラワーケーキの個人教室に行ったことがあるのですが、楽しかったのでまた参加してみたいです。
──作ったお菓子は全部召し上がっているのでしょうか(「太る」というツイートもお見かけしました…)
最近はほぼ家の人間で消費するしかない状態なのですが、友人に振る舞ったりしていました。たまに食べきる前に悪くなってしまうこともあるのですが、ほぼ完食してます。
──ご家族がうらやましい限りです! 今回のサボテンチュロスを作ったのは?
普通のチュロスを作ったとき、うまく絞れなくて失敗したと思っていたものが偶然サボテンの形に似ていたので、「色をつけてそれっぽい形に作ったら面白いのではないか」と思ってやってみました。実際に作ってみたら、パッと見が本物っぽくていい感じにサボテンなので満足してます。
──リプ欄で作り方のコツも書いておられましたが、再現してみたい人へのアドバイスをあらためてお願いします。
絞り口金は8切か10切、必ずクッキングシートに絞り出して揚げること、温度管理をちゃんとすることです。
──これを参考に各地でサボテンチュロスが生まれるといいですね。サボテンチュロス以外の自信作もぜひ拝見したいです。
まずは「宇宙のケーキ」。ショートケーキに宇宙っぽいコーティングをしたものです。ミラーケーキってやつで一時期インスタとかで流行ってました。
ケーキできた pic.twitter.com/6uXUB8nBtv
— ねごと (@negotoo) January 6, 2019
次は「幾何学模様タルト」です。カットしたフルーツで幾何学模様を作って並べてるきれいなタルトをツイッターで見かけたので、私もオリジナルの柄を作ってみました。
タルトできた! pic.twitter.com/o5UZy8uyWh
— ねごと (@negotoo) August 25, 2019
最後は「使徒メロンパン」。『シンエヴァ』で気分が乗ってたので作ったパンです。コアはドレンチェリーです。おいしかったです。
深夜に焼いた使徒メロンパンです pic.twitter.com/N0eVYYCdo6
— ねごと (@negotoo) March 21, 2021
──ビジュアルも味も両立させているのが素晴らしいですね。これからもあっと驚くようなお菓子作りを期待しています。
なお、サボテンチュロスは袋に入れるときゅうりに見えるとのご報告もありました(笑)。
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ねごとさんのお菓子作り用アカウント「くもり(@9mo9mori)さん」やnoteにはより詳しいお菓子作りの話が投稿されているので、併せてチェックするとよりいっそう作品を楽しめそうです。