「今日も配達忙し忙し」と台車を押す愛犬の姿を投稿したのは、新潟県のお酒屋さん、小林酒店の店主・小林豊さん(@kobasake_tochio)。自分の身体よりもはるかに大きな台車を一生懸命押しているのは小林さんの愛犬、優美(ゆうみ)ちゃんです。その子犬とは思えぬ働きぶりに、リプ欄には感嘆の声が殺到しました。
「すごーい♡カワイイ!」
「さすが看板犬」
「ちゃんとお手伝いしてはる!」
「働き者だワン」
「お勤めご苦労様です」
「時給いくらなんだろう?」
「おやつ多めに」
優美ちゃんは、生後8カ月になる秋田犬の女の子。実は今回投稿された動画は、生後2カ月頃に撮影されたもの。小林さんの設定ミスで写真や動画がTwitterに反映されなかった時期があったため、過去のツイートを再投稿していたそうです。
「友人の実家が秋田犬を飼っていて、子犬が7匹生まれたというので見に行ったところ、可愛い優美に一目惚れして飼うことになりました。自宅と店が一緒なので、自然と看板犬になりました」(小林酒店さん)
「優しく美しく育ってもらいたくて」(小林酒店さん)という思いを込めて名付けられた優美ちゃん。創業80年のお店の看板犬として、楽しく忙しい日々を送っています。
「毎朝の掃除、のぼり出し、配達、接客、レジ打ち、のぼりしまいを手伝ってくれています。人が大好きなので、接客がいちばん好きなようです」(小林酒店さん)
当時はころっとした子犬さんだった優美ちゃんも、今ではすっかり大きくなり、美しいレディ犬に成長しました。
コロナ禍で飲食店からの注文が激減し、酒類を扱うお店はどこも苦戦を強いられている状況ですが、優美ちゃんは毎日元気に、小林酒店でのお手伝いを楽しんでいます。
店主の小林さんは、中越震災で手放された棚田を再生し、合鴨農法によるお米作りもされています。優美ちゃんオリジナルの日本酒、貴重な棚田米や、棚田米で作ったブランド日本酒「壱醸」などは、小林酒店の公式サイト、TwitterやインスタのDM、電話注文などから気軽にオーダーできるそうです。
店先に立つ優美ちゃんに会える日まで、SNSを通して、看板犬さんのお手伝いぶりをこれからも見守っていきたいですね。
■小林酒店公式サイト