犬さんもふかふかでぐっすり、ペット用羽毛布団が人気 コロナ禍で売り上げが3倍以上に

京都新聞社 京都新聞社
新型コロナウイルス禍で売り上げが伸びているというペット用羽毛布団(八幡市内里・キムラ)
新型コロナウイルス禍で売り上げが伸びているというペット用羽毛布団(八幡市内里・キムラ)

 京都府八幡市の寝具メーカーが製造するペット用羽毛布団の売り上げが3倍以上に急増している。新型コロナウイルスの影響で在宅時間が延び、「生活環境に投資する人が増える中、犬の暮らしも見直されているのでは」とメーカーは見ている。

 同市内里の寝具製造販売「キムラ」は約15年前、他社に先駆けて座布団型や寝袋型のペット用羽毛布団を発売。主に犬向けで、爪を立てても破れにくい丈夫な生地を使い、柔らかな羽毛を詰めることで深い眠りに就きやすいという。

 従来、ペット用の売り上げは年間150個程度で寝具全体の約2割だった。この半年は全国から500個以上の注文があり、全体の約4割を占めるまでになった。

 ペットを飼い始める人や、より快適な寝場所を用意しようとする人が増えたといい、同社の木村祥和社長(46)は「自分のものは節約する人も、愛犬のための支出は心理的な抵抗が小さい」と推測する。

 ペットの寿命が延びたことで体力が落ちた高齢犬向けの需要も高まっており、木村社長は「ふかふかの布団で眠り、長く健康に過ごしてほしい」と語る。

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