長州力、ツイッター突然休止の真相 「ヤバい!」連発の裏側…理由は「ドラマのセリフ覚え」!?

北村 泰介 北村 泰介

 元プロレスラーでタレントの長州力が3月1日に自身の公式ツイッターとブログを休止すると宣言した。2019年12月のツイッター開設以来、「ハッシュドタグ」や「井長州力」など独特の世界観でSNS界に旋風を起こし、現時点で55万人以上のフォロワーがいるだけに衝撃が走った。ファンの間では「長州さんの身に何か起きた?」などと憶測が飛んでいる。そこで、長州ツイートに名前が登場するスタッフを直撃取材した結果、「意外な真相」が浮かび上がってきた。

 「長州力@rikichannel1203」は1日午後6時53分に「すみません!少しの間Twitterを休ませてください!また必ず呟きますので!皆さん頑張って下さいね!長州力」とツイート。3万4000件の「いいね」が付いたが、それを最後に、本人による投稿は5日時点で更新されていない。

 同投稿の26分前、長州は「谷やん!ヤバい!ヤバい!ヤバいぞー!!マジでヤバいぞー!!ブワッ」と投稿。「ヤバい」を4連発するほどの「SОS」発信が今回の「休止」につながっていると暗示していた。この当事者「谷やん」こと、所属事務所社長でマネジャーの谷口正人氏に真相を聞いた。

 谷口氏は当サイトの取材に対して「ご心配をおかけして申し訳ございません。理由は、いま出演しているドラマのセリフが増えてきて、大変なことになったぞ!ということです。ついに、眠れる獅子が目を覚ましてくれました(笑)」と証言した。

 「ドラマ」とは現在放送中の、長瀬智也主演、宮藤官九郎脚本のTBS系ドラマ「俺の家の話」(毎週金曜22時)。長州は本人役でレギュラー出演し、能楽師・観山寿一(長瀬)が能のムーブを体現する覆面レスラー「スーパー世阿弥マシン」に対し、先輩レスラーとしてその生き様などを説く役どころだ。

 谷口氏は「当初、そんなにセリフはなかったのですが、一生懸命に覚えていました。それが、今後、さらに増えていきそうで、明らかに混乱しています。終盤に向かって大事なシーンが増えてくるということで、長州は『集中してセリフを覚えなければ、長瀬さんをはじめ、皆さんに迷惑がかかる。集中したいので撮影中は新規の仕事を入れないでくれ。ツイッターも休んで、その時間は台本を読んで覚えたい』とピリピリしているんです。かなりナーバスになっています(笑)」と真相を明かした。

 長州力のドラマ出演といえば、同じTBS系の金曜夜8時から放送された石野陽子主演の「セーラー服通り」(1986年1月-3月放送)以来、35年ぶり。当時は第3、4話のゲスト出演(ちなみに体育教師役)だったが、「俺の家の話」では第1話から出演。第4話と第6話は出番がなかったものの、既に4本に登場。第3話では新日本プロレス時代の後輩で闘魂三銃士の武藤敬司、蝶野正洋とも共演し、画面にあふれる3人の「顔圧」が話題になった。

 5日夜には第7話が放送。谷口氏は「1日約2時間、スタッフが呼び出されて台本の読み合わせをさせられています。我々スタッフは長州のセリフの前後を読むのですが、もちろん我々の読むセリフの方が圧倒的に多いです(笑)。とにかく、一生懸命に覚えて、最後までやり切りたいということです」と付け加えた。

 実は、マット界の超大物の身に何かが起きたという噂がネットで拡散された時期と、長州のツイッター休止宣言が重なったこともあり、その関連性を指摘する声がSNS等で飛び交ったが、谷口氏は「それは偶然で、関係はありません」と否定。改めて「ドラマに集中したい。セリフが増えてあわてたから…というのが休止の理由です」と明言した。

 その上で、同氏は「別にツイッターも普通にできるのではと思いますが、現場は極度の緊張で周囲がピリピリしています。そこから、撮影終了後にツイッターを再開しても面白くなると思いますが、我慢できなくなってツイッターをやる可能性は大いにあると踏んでいます。今は波風立てないように、そっとしておいてあげてください(笑)」と語った。

 放送開始前、長州は「戸惑っています。なぜ自分なのか」とコメントしたが、その不安を解消するため、セリフ覚えに「ハイスパート」をかけていたというわけだ。今後、展開される長州のセリフ内容が、その活舌と共に気になる。

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