このところの記録的な大雪で、すっかり「芸術的」になってしまった富山の光景がSNS上で大きな注目を集めている。
きっかけになったのは1月9日に投稿された富山県在住のゆけこ (@Yuki_cco_)さんの投稿。
ゆけこさんの投稿に映る画像は道路標識や自転車などいずれもありふれたものたちだが、雪に包まれるとそれがなんとも言えない異世界感やアート感を醸し出す。
SNSユーザー達からは「標識の積もり方、すごいですね。幾何学的な美しさがあります。」「道路標識の三角錘、見事だ。横殴りの強い風に乗って雪が吹き付けられたことがわかるが、これ程綺麗な三角錘になることに感動する。」「腐海に呑み込まれてしまった、文明社会的な感じでワクワクする(笑)」「自然が創り出す形って、やたら美しいですよね。全部黄金比なのか、とか思ってしまいます」など数々の絶賛のコメントが寄せられている。
今回のご投稿と大雪の中の富山の状況についてゆけこさんにお話をうかがってみた。
中将タカノリ(以下「中将」):このところの富山の大雪の状況をお聞かせください。
ゆけこ:大雪については富山でこれだけの積雪自体久しぶりですので皆困惑しております。雪が収まった今も、圧雪による道路への影響で物流が完全にストップし、職場へ出勤できない方もいらっしゃいます。早く雪が溶けるのを祈るばかりです。
中将:報道では「35年ぶりの大雪」と言われていますが、実際にお住まいの方にとっては大変ですね…。これらの写真を撮影された時のシチュエーションについてお聞かせください。
ゆけこ:いつも通る道で助手席から外を眺めていたら、標識が見えなくなっていたので、危ないなぁと思ってよく見たらなんか変わった形に雪が積もっていたのでビックリして撮影しました。
中将:あんなに綺麗な三角錐に雪が付着するって凄いですね。まさに自然の神秘…!ご投稿に対してコメントも多数寄せられていますが、反響へのご感想をお聞かせください
ゆけこ:すごく反響がありびっくりしていますが、私と同じく芸術的と捉えた方の意見を多く頂戴しましたので、よかったです。
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現在は大雪とコロナによって閉ざされている富山だが、本来は風光明媚で四季それぞれに魅力のある土地。
雪とコロナが一刻も早く去って、元のように多くの観光客でにぎわう日が戻ることを願うばかりだ。