ストーブを厳かに囲む猫たち…何の儀式ですかニャ? 笑撃の「炎を信仰する獣」写真が大反響

黒川 裕生 黒川 裕生

寒さをしのぐためにストーブで暖を取る猫さんたちの姿がTwitterで話題です。仲良くストーブを囲むその姿は、おお、まるでなんらかの“御神体”を崇めているかのようにも見えて…? この写真に「炎を信仰する獣たち。」というコメントを添えて投稿したやまざきうなむーさん(@unamuu2014)にお話を聞きました。

――ここはいつも猫さんたち専用のスペースなのでしょうか。

「このストーブは仕事場に置いてあるのですが、工房の猫たちは日中は大体ここでストーブに当たっているか、パソコン部屋のコタツの中です。夜は私の布団の中で一緒に寝ております」

――炎を信仰している投稿がバズったことについてはどう感じられましたか? もしかしたら、猫を飼っていらっしゃる人にとっては日常的な光景なのかな、とも思いましたが。

「確かに猫がストーブで温まっている光景は日常茶飯事です。でも今回のようにみんなが車座になってストーブで温まっている光景はちょっと珍しいと思って写真に収めました」

「投稿する際に、その絵がどこか宗教じみているように感じましたので、あのようなコメントを添えました。以前、ストーブで温まる猫の似たような写真をツイートしてバズったことはありましたが、今回はそれ以上。まさかここまで反響があるとは思いもしませんでした」

――老婆心ながら、ちょっと猫とストーブが近すぎるのでは…。

「このストーブはトヨトミ製のレインボーストーブで、『対流式ストーブ』といわれる製品です。ストーブ上面から熱を出し、部屋の中の空気を対流させ、部屋全体を穏やかに加熱する方式のストーブで、側面はそれほど熱くならないのです。燃焼中にストーブ側面の金属製の柵に素手で触れても火傷をしない程度の熱さにしかなりません。なので猫があれほど近づいても火傷をするような事はありません」

「ただ、もちろんストーブ天板は湯が直ぐに沸くくらいの熱を発しておりますので『絶対に猫ちゃんにも安心』とは言い切れません。しかし、いわゆる箱型の『反射式ストーブ』よりは猫に対しての安全性は高いと思います」

――猫は7匹いらっしゃるのですね。もともと野良猫だった子もいるとか?

「古い順に紹介しますね。

・ミゾレ(雌、19歳、キジトラ)友人宅より貰い受ける
・マルシェ(雌、9歳、灰白)仔猫の時に公園で保護
・ホップ(雄、9歳、白)保護した雌猫が工房で出産した猫
・ワムハチ(雄、8歳、茶白)仔猫の時に道端で保護
・キビ(雄、5歳、キジトラ)仔猫の時に道端で保護
・ケナゲ(雄、推定4歳、茶白)工房に迷い込んできた野良猫
・チップ(雄、3歳、白ブチ)工房に迷い込んできた野良仔猫

ストーブのそばで瞑想しているような顔で写っているのはホップくんです」

   ◇   ◇

ちなみに、やまざきうなむーさんは「貝猫商事」の名義で動物と食べ物を掛け合わせたフェイクスイーツを作り、造形イベントや通販サイトで販売しています。愛らしい作品がたくさんあるので、猫好きならずとも要チェックです。

・ヴィレッジヴァンガードのオンラインストア
https://vvstore.jp/feature/detail/10265/

・丸山商店
http://neko-maru.com/?pid=134453070

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