色褪せぬ「ナウシカ」原作コミックス累計1700万部突破!新作歌舞伎のノーカット放送も話題沸騰

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長編アニメ映画として公開されてから今年で37年となる宮崎駿監督「風の谷のナウシカ」。今なお絶大な人気を誇り、2020年には映画館でリバイバル上映された映画版のストーリーが、実は原作コミックス第2巻の途中までで、物語にはその後に壮大な続きがあるというのは有名な話です。2019年12月には、尾上菊之助が映画では描かれなかったコミックス全7巻の全てを新作歌舞伎として完全舞台化。NHK BSプレミアムで2021年1月2、3日の2日に分けて前後編ノーカット放送されていることであらためて注目が集まっています。そしてコミックスの発売元である徳間書店によると、全7巻の発行部数がこのほど、累計1700万部を突破したそうです。

現在のコミックス第1巻が発売されたのは、1983年7月。巨大産業文明滅亡後の世界を舞台に、「風の谷」の族長の娘ナウシカが、世界を再生すべくさまざまな試練に立ち向かい、ついには世界の真実にたどり着いていく物語です。宮崎監督自身が12年余りの長きにわたって描き続けた傑作として、世代を超えて読み継がれています。アニメ映画は84年に公開。2020年にはリバイバル上映や年末の「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)での放映で、コロナ禍の世相ともリンクするかのようなマスクの描写などがSNSでも話題になりました。

新作歌舞伎は、尾上菊之助がナウシカ、中村七之助がトルメキアの皇女クシャナ、尾上松也がユパを演じるなど、錚々たる役者たちがナウシカの世界観を舞台上で熱演。昼夜7時間に及ぶ公演は、チケットが即日完売するなど大きな反響を呼びました。1月2日にNHK BSプレミアムで前編が放送されると、「ナウシカ歌舞伎」や「クシャナ殿下」がSNSのトレンドに。3日午前7時半から放送される後編にも、熱い期待が寄せられています。

衰えぬ人気に支えられ、ついに累計1700万部を突破した原作コミックス。2021年4月からは、ナウシカが連載されていた当時の貴重な資料や映画関連の記事などを紹介する展覧会「『アニメージュとジブリ展〜鈴木敏夫の仕事〜』それは、1冊の雑誌から始まった」が東京で開催予定です(詳細は順次告知予定)。

原作コミックスは1~6巻が各430円+税、7巻が550円+税

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