葛飾北斎の浮世絵「神奈川沖浪裏」をレゴブロックで再現 波しぶきまで3Dでド迫力に蘇る

青島 ほなみ 青島 ほなみ

レゴ®認定プロビルダーである三井淳平(みつい じゅんぺい)氏が作り上げた、葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が話題になっています。

阪急大阪梅田駅から直結する、阪急ブリックミュージアムで展示中のこちらの作品。よ~く見てみると...船や漕ぎ手はもちろん、波しぶきまで全部レゴブロックで作られているんです!

Twitterでは三井さんが制作の様子を公開しているのですが、完成までにかかった制作時間はなんと400時間!使用したレゴブロックも50000ピースと、気の遠くなるほど細やかな作業だったようです。三井さんの投稿に対し、Twitterユーザー達からは「曲線的&躍動感にできる技術がすごい」「芸術ですね」「大好きな神奈川沖浪裏が立体で見れて超感動しました!大阪行ったら見にいきます!」と数々の称賛の声が寄せられています。

阪急ブリックミュージアム担当スタッフの千ヶ崎さんと、制作者の三井淳平さんにお話を伺いました。

――作品が話題になっています。

三井:レゴブロックはお子さんのおもちゃのイメージが強いと思いますが、老若男女問わず楽しんでいただける趣味のアイテムでもあります。この機会に「ちょっと遊んでみようかな」と思っていただくきっかけになれば大変嬉しく思います。

千ヶ崎:今回阪急ブリックミュージアムでは初の試みとして、三井さんに浮世絵といった2Dの題材をレゴで立体的に制作して頂きました。結果としてご年配の方々をはじめ、幅広い世代の方々に興味を持って頂き嬉しく感じております。ひいては、阪急三番街の更なる賑わいに寄与できればより嬉しく思います。

 ――作品の搬入はいつ、どのように行われているのでしょうか?

 三井:各作品は分割できるようになっており、各パーツを弊社スタジオで制作し、現地のショーウィンドウ内で組み立てて完成形に仕上げています。

千ヶ崎:作品をお披露目する数日前に三井さんの事務所から輸送を行い、お披露目当日までに三井さんにて現地で細かい配置の修正を行って頂いております。

――これから作品を観に行きたいと思っている方に向けて、一言お願いします。

三井さん:阪急ブリックミュージアムはどなたでも無料でご覧頂くことができます。大阪梅田駅から直結の場所にあり、大変アクセスも良いので、気軽にお立ち寄り頂ければと思います。

千ヶ崎さん:当施設は阪急大阪梅田駅に直結する商業施設でございます。物販、サービス、飲食店が約250店舗入居する大型商業施設となっておりますので大阪にお立ち寄りの際は是非お越しください。

「阪急ブリックミュージアム」
所在地:大阪市北区芝田1-1-3(阪急三番街)
公式サイト:https://www.h-sanbangai.com/attraction/brick-museum/

 ◇ ◇

現在阪急ブリックミュージアムではこの他にも「阪神競馬場」「嵐山」などの三井さんによるレゴ作品が展示されています。

今後少なくとも2年間は展示されているとのことなので、興味のある方は立ち寄ってみては。

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