年中、年長になると、ひらがなを読めたり書けたり、時計もわかる子がでてきますね。お友達が自分で書いたお手紙を我が子がもらったりすると「うちの子、こんなにひらがな書けないけど…もっと先取りしてやらせたほうが良いのかな?」なんて心配になることもあるのではないでしょうか。実は私もそのひとりでした。小学校入学前に「ひらがな」「カタカナ」「数字」「時計の読み方」がきちんとできていなかった現在小学校1年生の子どもを持つ筆者が、実際に小学校入学を迎え勉強の経過や子どもの様子をみて感じたことを紹介します。
保育園時代のひらがな、数字、時計のレベルは?
筆者の子どもが小学校入学までにどれくらいできていたかというと…。年中時代は、ひらがなはものによって読めるが書けない、数をかぞえれば20を超えると曖昧、時計なんてまったく読めませんでした。卒園時期には、教えた記憶がないのですが、ひらがなはすべて読めるようになっていました。書くほうはお友達の影響なのか、なんとなく(文字をなんとなく認識できる程度)は書けるようになっていましたが、書き順はもちろんトメ、ハネなどの基礎はまったくわかっていない状態。カタカナに関してもまったく書けず、ものによって読める程度でした。
あいかわらず数は100まできちんと数えられない状態で、数字も書けない。時計に関しても、保育園の先生が「この遊びは長い針が12のところでおしまいです」など時計に触れ合う機会を設けてくれていましたが、それでもまったく読むことができませんでした。
親の私たちも、ドリルを買ってやらせたり、時間の勉強になるような時計を購入したりしたものの、子どもはまったく興味を持たずじまいで小学校入学を迎えることに。興味を持たなかった理由としては、最初にひらがなの書き方を聞かれたとき、なかなかできない子どもにイライラしてしまい、強めに教えてしまったから。子どもが楽しくできなかったのが原因だと思います(汗)。
小学校は鉛筆の持ち方から教えてくれる
入学前の説明会で言われた(資料にも書かれていました)のは、ひらがなは読めなくても書けなくても大丈夫ということ。ただし、ロッカーや靴箱や座席などがわかるように、自分の名前だけは読めるようにしてくださいとのことでした。実際に入学してみると、国語は鉛筆の持ち方や線をなぞるというところから始まり、しだいにひらがなを読む、書くというところに授業が移っていきます。ひらがなもおそらく子どもたちが覚えやすい(書きやすい)ものから順番で教えてくれているようです。ひらながが一通り終わると、カタカナ、漢字という順番で行われていきます。
算数に関しても、数を数えるところ、数字を書くことから授業がスタートします。時計も入学してからわりとすぐに習うのですが、最初のほうは「何時ぴったり」と、「何時30分」のみを授業で習っていました。
入学後親がサポートしたこと
これは我が家のケースですが、基本は学校の宿題をきちんとやらせ、親が最終チェックをするくらいです。学童で宿題をやってくるときは、ちょっと注意が必要で、算数の計算などは、本人がわかってないのにお友達の答えを見て書いたなんてこともあるので、あえて同じような問題を出して本当に理解しているかを確認することも。
ちなみに我が子の担任の先生は、子どもが書いたひらがなやカタカナを厳しく丁寧にチェックしてくれます。それも子どもが言うには、花マルが“とてもキレイにかけている”、二重丸は“普通”というように、子どもたちにもわかるように評価しているそう。
最初はそれこそ子どもが時間をかけて一生懸命書いたひらがなが、真っ赤に直されて返ってくるので、娘も落ち込んでしまったり、親としてもちょっと厳しすぎじゃないかなーと思ったりしましたが、その生活に慣れた現在(10月)、娘のひらがなやカタカナは格段に成長しキレイに書けるようになっています。
算数に関しても、宿題が授業の復習になっているので、やったものを見れば、子どもが何をどこまで理解しているかがわかります。そこで間違えていたり、どうもわかってないなーと感じたりするときはわかるまで教えて、最終的にママ特製の問題を5問くらいだして理解できているか確認する、本当にそれくらいのサポートで今のところはすんでいます。
就学前は焦らなくても大丈夫!
小学1年生くらいだと先取り学習をしている子も多くいるので、入学後も子どもからお友達の話を聞いて焦る気持ちはあります。
でもまだ小学校1年生。いまどこを習っていて、きちんと理解できているのかを親が把握できていれば、入学前に先取り学習をしておかなくても問題ないと私は思います。子どもの意欲や興味もあると思うので、焦らずそして、あまり心配することなく子どものペースで進めていけたらいいのではないでしょうか。