『Go To Eat』キャンペーンが始まり、あっという間に「トリキの錬金術」なる術が生み出され早々に制度を変える羽目になるなど、何かと話題を呼んでいるGO TO企画だが、安くで食事が楽しめるということは何せありがたい。
ランチで一人500円、ディナーだと一人1000円のポイントが予約サイト経由で付与される。また、予約せずとも使えるプレミアム付き食事券は2割のプレミアムが付いてくる。使い方にもよるが、ネット予約経由だと3000円利用で1000円分が還元されると実質3割以上の割引、5000円だと2割引きとかなりお得なことはニュースなどでも随分取り上げられ、人気沸騰中だ。
大阪では独自のキャンペーン Go To Eatと併用可
しかし、それよりはるかに強力なキャンペーンを独自に提供している町がある。
その名は食いだおれの街、大阪だ。
大阪府が提供する飲食店応援キャンペーンは人知れず始まっているが、この破壊力がなかなか凄まじい。4人以下、15時以降の飲食店利用という条件付きであるものの、5000円以上の利用で2000円分が還元される。さらに、お盆の時期に休業要請をしたミナミの一部地域の店舗については、10月31日までの限定企画だが、さらに2000円分が還元される。5000円で2000円というだけでも最大40%という高い補助率なのだが、ミナミの一部地域だと5000円で4000円という最大補助率80%というとんでもない応援キャンペーンが展開されている。
真に驚くべきは、このキャンペーンが『Go To Eat』と併用できてしまう点だ。最初は、『Go To Eat』が始まるまでの対策かと思いきや、本年12月末まで続けることになっており、当面併用状態が続く。
実際にサービスを提供している予約サイトで、ワンランク上のレストランを標榜する「一休.com」からレストランをチェックしてみると、安いものだと3000円(飲み放題付き)程度からコースがある。2名で予約しようとすると、画面には、GO TO キャンペーンで2000ポイント、大阪府キャンペーンで2000ポイントが溜まりますの文字が浮かび上がるのだ!さらに一休独自のポイント還元が1割が加算され、6000円の飲食代金がたった1400円で済んでしまうという恐ろしいことになる。
なんということだろう、一人700円で飲み会ができてしまう。
食いだおれの街、大阪の食の支援がヤバすぎる
そもそも、コロナ禍における飲食店に対する大阪府の対応は全国の中で群を抜いて早く、かつ力強い。緊急事態宣言下では飲食店等へ対する休業要請の協力金を全国に先駆けて、破格の100万円を飲食店側に給付、自粛を余儀なくされる市民に対してはテイクアウト支援のために出前に対し、1000円以上で500円分の補助を最速で打ち出した。そして、今度は消費喚起に向け破壊力抜群のキャンペーン。自粛、自粛解除と状況に合わせ、最速のタイミングで協力に実行に移してきた大阪。食いだおれの街大阪、恐るべし。