ウォルト・ディズニー・ジャパン監修の下、京都を代表する伝統工芸の14社が参加して新しい文化の形を追求するプロジェクト「ディズニー/京都伝統工芸シリーズ」の発表会が10月6日、京都市の京都経済センターで開催された。創業数百年の歴史を誇る老舗などが、それぞれの分野でディズニーキャラクターを表現。京都の伝統技術を受け継いだ逸品の数々がお披露目された。
伝統工芸としての新たな表現を目指し、2019年からディズニーと広告会社「新通」の京都支社、京都市などが協力して進めてきた。
参加したのは、阿以波、朝日堂、加美屋、永楽屋、おか善、香鳥屋、上林春松本店、鳩居堂製造株式会社、松栄堂、淡交社、辻倉、中嶋象嵌、中村ローソク、宮脇賣扇庵の計14社。それぞれうちわや清水焼、和蝋燭、和傘、手ぬぐい、呉服など、長年愛されてきた工芸品で、ミッキーやミニー、プリンセスといったおなじみのキャラクターを表現している。
発表会では、ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社コンシューマ・プロダクツ・バイスプレジデント&ゼネラルマネージャーの井原多美さんが「過去からイノベーションを繰り返してきた京都のプライドと意気込みを感じる作品ばかり。大切なキャラクターをセンス良く活用していただき、感謝いたします」と挨拶。「これから新しい“おうちディズニー”として親しんでいただければ」と話した。
商品は今後、各社の店頭やサイトのほか、ディズニーグッズ公式オンラインストア、全国の逸品を紹介する「47CLUB」で順次販売。また2021年2月頃には、京都伝統産業ミュージアムでの展示会を予定している。