カレーとビーフンを合わせてみたら? 神戸のソウルフードにと「ビーフンカリー」が爆誕

黒川 裕生 黒川 裕生

焼ビーフンとカレーを組み合わせた新しい料理「ビーフンカリー」が、神戸で産声を上げようとしている。神戸を代表する食品、飲食会社3社が強力タッグ。9月1日から複数の店舗で提供を始める予定で、関係者は「ありそうでなかった組み合わせ。神戸からカレーとビーフンの常識を変えたい」と意気込んでいる。

手を組んだのは、老舗ビーフンメーカーのケンミン食品、神戸市内でカレー店を展開するMandrillus(マンドリル)、沖縄料理店「金魚」や兵庫の食文化をテーマにした「ひょうご五国ワールド」などで知られるワールド・ワンの3社。「神戸発信で面白い取り組みを」と、スリランカではポピュラーなビーフンの食べ方をヒントに、カレーにビーフンを盛るというスタイルを考案したという。

カレーの開発は、マンドリルが担当。マッサマンカレーをベースに、シナモン、カルダモン、クローブをふんだんに使ったスパイシーな味わいに仕上げた。深澤宏樹社長は「カレーを焼ビーフンに合わせるのは初めてで、濃度と色合いの調整に苦労した」と振り返る。

ビーフンはケンミン食品の「お米100%ビーフン」を使用。高村祐輝社長は「カレーはライスやナンで食べたい人が多いと思うが、それを超える、いや、それに迫る美味しさを実現できました」と自信を覗かせる。

ワールド・ワンの河野圭一社長は「神戸の新しいソウルフードとして広めていきたい」と話し、今後も積極的にアジア料理と日本料理のコラボを進める考えだという。

ビーフンカリーは9月1日から、神戸・三宮の「金魚」「金魚hanare」や「ひょうご五国ワールド」、神戸・和田岬の「マンドリルカレー和田岬店」、ケンミン食品が運営する神戸・南京町の「YUNYUN」でそれぞれ発売。価格や具は店によって異なる。

自宅でもマンドリルがレトルトで販売する「白いカレー」とケンミン食品のお米100%ビーフンで、近い味を再現することもできるそうです。

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