CMでおなじみの帝人のキャッチフレーズ、「だけじゃない。テイジン」。一度ならず真似したことがある人もいるのではないだろうか。ちょっと片言で耳に残るあのフレーズの音声を今、帝人が公式にTwitterで募集しているという。一体どういうことなのか。
帝人はマテリアルやヘルスケアなど幅広い事業を手掛け、グループ会社は国内外に計174社に上る（2020年3月末現在）。「だけじゃない。テイジン」はそんな帝人の姿勢や価値観、多岐に渡る事業内容などを一発で伝える名フレーズとして定着している。
もともとは2002年から08年にかけて「カトリーヌちゃん」というフランスの少女が登場するCMで使われていたが、16年から正式なキャッチフレーズに。現在、若手女優の上白石萌歌さんを起用したCMや、SNSでの発信などを通じて、ブランドイメージの向上を図っている。
帝人が8月17日から始めた「DAKE JA NAI テイジン ナレーター募集キャンペーン」は、Twitterユーザーなら誰でも参加できる企画。「DAKE JA NAI テイジン」のアカウント（@dakejanai_tj）をフォローし、自作した「だけじゃない。テイジン」の音声や動画をハッシュタグ「#ダケジャナイテイジン」を付けて投稿するだけ。最優秀賞に選ばれた作品は10月中旬公開予定のウェブサイト向け新CMに使われるほか、受賞者には現金10万円が贈られる。
実はこのキャンペーン、昨年「は・か・た・の・しお！！！！！！！」で知られる伯方塩業がネット上で展開して話題を呼んだ「伯方の塩 二代目声優オーディション」から着想を得たという。帝人の担当者は「伯方塩業さんの『は・か・た・の・しお！！！！！！！』と同様、『だけじゃない。テイジン』は帝人にとって無形の資産だと考えています。帝人のことをもっと広く知っていただくために何ができるかを考えていたとき、伯方塩業さんの取り組みを見て、大きな刺激とヒントをいただきました」と話す。
帝人がリスペクトを捧げたこのキャンペーンに、伯方塩業も快く「応援」という形で協力。「テイジン・伯方の塩賞」に商品も提供している。募集は9月25日まで。最優秀賞1人（10万円とウェブCM採用）、特別賞5人（2万円）、テイジン・伯方の塩賞10人（オリジナル商品セット）。
◾️公式サイト https://dakejanai.teijin.co.jp/
