「えええええええ?!?!知ってた?!?!」子どもの漢字ドリルに衝撃…雑学が「ガンガンでてくる」

金井 かおる 金井 かおる

 「えええええええ?!?! 『本』の定義知ってた?!?! こどもの漢字ドリルに衝撃の事実…!! まじで?!」

 驚きぶりが伝わってくるツイートを投稿したのは、コンテンツ配信サイトcakesで「メンヘラ・ハッピー・ホーム」を連載中の人気エッセイスト、スイスイさん(@suisuiayaka)。スイスイさんを驚かせた定義がこちら。

 「ページが四十九ページよりおおいのが『本』。それよりすくないと『パンフレット』」。

 何とも心奪われる出題文に遭遇した、スイスイさんに話を聞きました。

「トリビア、ガンガン出てきます」

 ――ツイートがものすごく注目されていますね。

 「今まで何度か同じくらいツイートが拡散されたことはあったのですが、今回ばかりは本当に何気ない気持ちでツイートしただけなので、意外でかなり驚きました」

 ――「こどものドリル」とありますが、どんなシチュエーションだったんでしょうか。

 「ちょうど子どもたちと一緒に実家に帰っていたときで、息子にこのドリルを買って勉強を教えてくれていた私の母が『ねえ、本の定義知ってた?!』と驚いた様子で私を呼んで、それで今回のページを目にしました」

 ――お母さまステキです。ドリルの正体は?

 「『まなびwithのナゾトキ学習かん字ドリル 小学1年生』(小学館集英社プロダクション)です」

 漢字の例文は全て雑学で構成されていることで話題のドリルです。小学1年生から6年生用まで発売中。他にも気になる出題文はあったのでしょうか。

 「『けっこんゆびわを左手のくすりゆびにするのは、しんぞうとふといけっかんで つながっていると しんじられて いたから』とか子どもに需要あるかわからないトリビアもガンガンでてくるので大人も楽しめます」(スイスイさん)

ユネスコ総会で採択

 本の定義については1964年11月、第13回ユネスコ総会採択の「図書及び定期刊行物の出版についての統計の国際化な標準化に関する勧告」という文書があります。文部科学省のサイトで誰でも読むことができます。

 「図書とは、国内で出版され、かつ、公衆の利用に供される少なくとも49ページ(表紙を除く。)以上の印刷された非定期刊行物をいう」

 「小冊子とは、いずれかの一国で出版され、かつ、公衆の利用に供される少なくとも5ページ以上48ページ以下(表紙を除く。)の印刷された非定期刊行物をいう」

自身の新刊は…256ページ!

 スイスイさん自身、8月6日に初の書籍「すべての女子はメンヘラである」(飛鳥新社、1200円・税抜き)を発売したばかり。「元彼に振られて15年、彼を思い続けながらメンヘラを脱した私の初書籍」には、藤原史織(元・ブルゾンちえみ)さんが推薦文を寄せ、極めつけは「元彼本人による『あとがき』が載ってます」。ちなみにページ数は256ページ。間違いなく、ユネスコの定義するところの「図書」です!

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