エンタメ業界に向けたデジタルマーケティングサービスを提供しているGEM Partners(ジェムパートナーズ)株式会社は、6月13日―15日にかけて新型コロナウイルス流行下でのエンタテイメント消費行動に関するインターネット調査(回答者数3872人)を行い、映画館での映画鑑賞に関する結果を7月2日に公表しました。
今後公開予定の映画16作品のうち、年間1本以上映画を鑑賞している人が見に行きたいと思っている作品(鑑賞意向が高い作品)は『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』となりました。
また、僅差で『コンフィデンスマンJP プリンセス編』が続き、3位は『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。以下、『今日から俺は‼劇場版』『トップガン マーヴェリック』『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が続いています。
また、映画館で映画を鑑賞する行動についてどのように思うかを聞いたところ、4月25日に同様の質問を行った際には「絶対に自粛した方がよい」が70%と非常に高かったものの、以降も同じ質問をするたびに割合は減少し、今回は26%となりました。一方で「自粛しなくてよい」(あまり自粛しなくてよい+まったく自粛しなくてよい)と答えた人は1割程度だったといいます。
緊急事態宣言を受けて映画館は休業していましたが、宣言の解除を受けて5月から地域別に順次再開し、6月上旬には全国の大手映画館のほとんどが営業を再開しているといいます。年間1本以上映画を映画館で鑑賞している人が、営業再開後の映画館での鑑賞した割合は5%でした。また、映画館が営業再開していること認知している割合は55%と半数程度だったといいます。
同社は調査結果について「年間鑑賞本数別に見ると、12本以上見る『映画コア層』は9割が映画館の営業再開を認知しており、2割弱が映画館に戻ってきていることがわかる」としたうえで「映画ライト層はまだ再開したことの認知も低い状態だが、これから新作の公開がされていく中で、映画館での鑑賞に関心が戻ることを期待したい」とコメントしています。