屈強な男たちが自慢の筋肉を誇示しながらポーズを決めている。一体これは何の宣伝なのか…?。
「筋肉を魅せながら、美味しいデリバリーをお届けする新しいサービス」
「マッチョがソーシャルディスタンスを保ち、配達します」
「お届け時には、ご希望のポーズを取り、場を盛り上げます」
思わず、吹き出しそうなキャッチコピーの数々だが、実はこれ17日に始まったばかりのサービス、その名も「Uber Eats」ならぬ「Vber Macho」なのだ。
ホームページ上に現れたこの広告は瞬く間にSNSで拡散され、
「料理いらないからマッチョ置いてってほしい。それか持ってきた料理をうちで食べてってほしい、それを眺めたい。指名制で」
「意味わからないけどこれはすごい」
「やばい、、、、めっちゃ頼みたい」
と話題になった。
配達可能エリアは名古屋市全域とある。ステイホーム中で名古屋市在住の筆者はさっそく電話でお寿司セットを頼んでみた。午後6時と時間を指定して注文を待った。ちょうど6時にピンポーンとチャイムが鳴った。玄関のドアを開けてみると、1人の男が立っていた。「お届けにあがりました」と威勢のいい声で注文したお寿司を渡された。そして、少し躊躇(ちゅうちょ)したが、例のものをお願いしてみた。