新型コロナウイルスによって多くの企業が影響を受ける中、「名もなき社長をヒーローに」という言葉とともに2人の社長が立ち上がった。ライターで構成される制作会社、おふぃす・ともともの代表、高野朋美さんと、兵庫県で中小企業のブランディング支援をしている感動会社楽通の代表、田村慎太郎さんだ。
2人は「社長本」を制作し、その出版披露パーティーをオンラインで開催するという。「社長本」とは何か、そして、オンラインパーティーでは何が行われるのか。
「社長本」とは、社長の想いをプロのライターがインタビューによって引き出し、それを一冊の本にまとめたもの。社員や取引先に読んでもらうことで想いが伝わり、会社の価値を実感してもらえる。本はライターの質問に答えるだけで完成するため、社長自身は全く書く必要がない。32ページなので手に取りやすく、さっと読めるのも特徴だ。
インタビューを担当するのは、おふぃす・ともともに所属するプロのライターたち。「インタビューした社長からは、質問に答えているうちに自分の考えを棚卸しできて良かった、という声をいただいている。インタビューには、社長を元気にする力がある」(高野さん)。
表紙には、感動会社楽通が提供する「企業映画化プロジェクト」を活用。会社を映画ポスターのようなデザインで表現するサービスで、一目で企業のイメージがつかめるので、強いインパクトを残してくれる。「求人時の企業アピールを面白くしたいという発想から生まれたサービス。これまで150件以上もの会社が利用してくださっています」と田村社長は話す。
「社長本をたくさんの社長におすすめする前に、まず自分たちが作らないと」。そんな想いから、高野さんと田村さんは自らの社長本を制作。4/24には、オンライン会議システムZoomを使用しての「社長本WEB披露パーティー」を開催する予定だ。
「普通のパーティーのように会場を借りて開催する予定でしたが、新型コロナウイルスで外出自粛している今だからこそ、zoomでやろうという話になりました」(高野さん)。
田村さんも「有名人じゃないとできないような出版イベントを、この小冊子で開催するというのが面白い」と乗り気。オンラインでの出版披露パーティーはおそらく日本初ではないかと2人は口をそろえる。
パーティーでは、高野さんと田村さんのトークが繰り広げられる予定だ。
「社長はもっとヒーローになっていい。それが会社を元気にする秘訣です。元気をなくしたり、コロナ明けの対策に悩んだりしている中小企業の社長に、アイデア豊富な田村社長のお話を聞いてほしい」(高野さん)。
「社長本に少しでも興味がある人に来てほしい。社長だけでなく、自分自身や商品をアピールしたい方、本を書きたいと思っている方にも利用してほしい。そして、本を出したあかつきには、こうした出版パーティーを開いて、本を出した人とその人を応援する皆さんが会える場を作ってほしい」(田村さん)。
●社長本WEB披露パーティー
日時:2020年4月24日(金) 18時30分〜19時30分
・イベント概要説明ページ
https://www.facebook.com/events/1341457476038561/
・参加お申し込みフォーム
http://www.r2pa.com/omoshiro/