これが絵だと…制作過程を見なければ信じられないクオリティのイカ 作者に聞いた

佐藤 利幸 佐藤 利幸

Twitterに投稿されたイカの画像。1枚だけ見ると、なんの細工もないイカに見えるのだが…。4枚を順番に見ていくと、なんとこれが本物のイカでないことがわかる。

この制作過程を見なければ絵だとわからないリアルすぎる絵を描いたのはイラストレーターの徳田有希さん(29)。28日に「イカ描きました」のつぶやきとともに投稿した。

「生きてる?」
「一応確認ですけど、本当にイカを画用紙に乗せただけじゃないですよね?」
「描き途中見せられても信じられん」
「これもうマジックだろ」
と、ネット上は驚きの反応だった。

リアルなイカの絵を描いた徳田さんは、オリジナルキャラ「ひとがたくん」やポップな女の子のイラストなどを世に送り出している。今回のイカとは作風に大きなギャップがあるが、本人に話を聞いた。

−−リアルな絵はいつから描いているのですか?

「リアルな絵を描き始めたのは27歳になってからですね」

−−これまでポップ調だったり、ゆるい感じのイラストを発表していますが、今回のようなリアルな絵を描くときの違いはありますか?

「ポップな絵はデフォルメして描いていまして、リアルな絵はその逆で細部まで細かく描いてます」

−−そもそもイラストレーターを目指すきっかけは?

「絵を描くことが好きなので絵を描いて生活できることと仕事をすることで多くの方に自分の絵を見てもらいたいからです」

−−プロになるためにどうやって学んだのでしょうか?

「絵は学んだことはなく、好きで描き続けていたら上達した感じですね」

−−イラストレーターを目指す人にアドバイスするとしたら?

「プロと比べてしまうと、その差に挫折してしまうと思うので、まずはとにかく好きなようにたくさん好きな絵を描くことが一番です」

■徳田有希 1991年1月24日生まれ。イラストレーター・焼津親善大使。オリジナルキャラ「ひとがたくん」がTwitterで話題をになった、グッズの描き下ろし、書籍の装画など多方面で活躍中。作品集『徳田有希 THE WORLD』(パルコ出版)、キャラ本『ひとがたくん』(ワニブックス)。公式サイトはhttp://yuki-tokuda.com

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