乃木坂46卒業後、ストイックさが加速する生駒里奈 今年の目標は「生き残ること」

黒川 裕生 黒川 裕生

乃木坂46のセンターを務め、2018年5月に卒業した後は女優として活躍する生駒里奈の2020年の目標は、「芸能界で生き残ること」。前年も、前々年もそうだった。一時はグループ卒業を機に芸能界も引退しようと考えた時期もあるという生駒。「自分は何か才能があるわけではなく、ほぼ“運”の人」と自己分析し、「だからこそ強い覚悟がないと、芸能界から振り落とされてしまう」と話す。単独インタビューで、そんな生駒の「今」に迫った。

「卒業してやめようと思っていた」

「芸能界、やめようと思っていました。乃木坂46で芸能界に入ったので、卒業したら芸能界にいる意味も目標もなくなりますから」

そんなふうに引退することを考えていた2017年夏に出演したのが、劇団「少年社中」の舞台「モマの火星探検記」だった。夢を見ることや生きる意味を問う作品のメッセージ、そして劇中の台詞「やりたいって思ったことをやればいいんだ」に背中を押され、生駒は芸能界に残ることを決意。卒業後も精力的に舞台などへの出演を続けている。

「舞台は大好き。お稽古の時間が好きだし、お客さんと一緒につくり上げる本番も好き。生きているという感じがします。小学生の頃に習っていたダンスの発表会とちょっと似ているところも好きなところですね」

コンプレックスを武器に

舞台愛を語る一方で、生駒の舞台俳優としての自己評価は「お芝居の基礎ができていないので、不安定な部分がある」となかなかに厳しい。だが何度も舞台に立ち、経験を重ねるうち、その「危うさ」を俳優としての「味」にしていこうと考えるようになったという。

「以前は自分の声にコンプレックスを感じていて、できれば喋りたくないくらいでした。でも、生まれ持った声や見た目はきっと変わらないから、今は逆に、それを持ち味として生かしていきたいと思っています」

2017年に続き、今年も「モマ」で共演している矢崎広からは、「とにかくストイック」と評される。1月の東京公演を終えた直後は、3日続けて本作の夢を見るほどのめり込んだという。

「自分に厳しい頑固な性格は、母親譲り。もっとラフでいいのに、と言われても、ラフな自分にいらいらしてしまう。だったら一生懸命悩んで、考えている方が苦しくない。今年も全力で生き残る!しがみついてでも、考えて、生き残っていきます!」

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