マスクをしていると反応しないiPhoneの顔認証 どうすればいいのか実験してみた!…決めては「鼻」かも?

竹田 扶美可 竹田 扶美可

インフルエンザや風邪が流行するこの季節は、マスクを着けて外出する機会が増えてくると思います。私の場合、11月から2月頃までは防寒の意味も込めて、外出時のマスク着用はほぼ必須となっています。

ただ、これによって日常生活に影響を与える問題が…。それが、iPhoneの顔認証機能です。iPhoneXやXSなどに搭載されている機能で、顔認証機能「Face ID」を使用すれば、ロック画面の解除やApp Storeで購入することができます。パスワードの代わりになるとても便利な機能です。

でも、この顔認証は精度が高すぎるが故、本人の顔であっても認証されない場合があります。例えばマスクを着けているときです。顔認証は、目・鼻・口の位置などを参考に判断しているため、スマホを起動させるためには、マスクを外すか、パスコード入力に切り替えなければいけません。このひと手間が、結構わずらわしい…のです。

以前使っていた指紋認証から顔認証のものに変わったときは、「なんて早くて便利なんだ!」と興奮していましたが、今考えると、指紋認証のほうが結果よかったんじゃないかとさえ思うほどです。

そうはいっても、数万円もするスマホをそうカンタンには変えられないので、顔認証機能がどこまで使えるのか実験してみました。

そもそも…すっぴんでも反応するのか?

私はメイクした状態で顔の登録をしました。でも、私の場合、それほどの厚化粧をしているわけではないので、すっぴんでも難なくクリア。これは全く問題ありませんでした。

ネットの情報などを見ていると、アイラインやつけまつげでバッチリメイクをしていても、特に問題はないようです。整形級のメイクをしている人であれば、ロック解除されないということも考えられますが、よほどのことがない限り、メイクの有無は顔認証に影響しないと思われます。

寝起きで絶不調なときでも反応するのか?

前日の疲れがとれず、寝起きの顔が相当ひどい…ということが時々(よく)あります。目はぼてぼてに腫れており、髪の毛はボサボサ。顔にはクッキリと枕か何かの跡がついていて…。こんなひどい状態でも顔認証でロック解除できるのか?と思いましたが、結論、問題ありませんでした。

目・鼻・口などパーツの位置が変わるようなことでもない限り、大丈夫なのでしょう。

マスクをしていても反応する方法はあるのか?

冒頭でもお伝えしたとおり、マスクを着けていたらロックは解除されません。でも、なんとかしてロックを解除する方法はないのか?と諦めきれない私は、実験してみました。

実験の結果、「鼻が見えていれば、何回かに1回は成功する」ということが判明しました。

マスクをする場合、口だけでなく鼻までしっかりと覆うのが正しい着け方ですが、これでは顔認証は使えません。しかし、鼻を出してみたところ、何回かに1回ロック解除されるということが分かりました。顔認証で特に大切なのは目、鼻のパーツということでしょうか?

さらに、精度をあげるために、「もう一つの容姿を設定する」を使って、鼻を出した状態の容姿をiPhoneに記憶させました(顔データが2つ登録できるようになったのは、iOS12からです)。

結果、ほぼほぼの確率でマスクをしていても鼻が出ていればロック解除されるように!これは私にとって、大きな第一歩です。いずれにしても、マスクを少しズラすという手間はあるのですが、この進歩は大きいです。

ちなみに、顔認証機能は日々学習をしています。顔認証に失敗したあとに、パスコードを使用してロック解除すれば、その前段階でiPhoneに認証された顔を使用者の顔として学習しデータを更新していくそうです。長い付き合いになればなるほど、精度は高くなっていくということですね。

これから出てくる新型のiPhoneやスマホであれば、もっと顔認証の精度も向上していくかもしれませんね。

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