五輪競技場のイス「固すぎ」問題…お年寄りや障害ある人への配慮足りてる?

ハイヒール・リンゴのつぶやき

ハイヒール・リンゴ ハイヒール・リンゴ

 年が明けたらいよいよ、オリンピックイヤー。羽田空港に始まり、東京はどこの駅も改修工事に追われ、先日は新国立競技場や有明の体操競技場が報道陣に公開されました。その中でちょっと不安になったのが、イスが「固すぎる」という感想。それって、結構致命的な問題だと思うのですが。

 私も若い頃は自分の大学名の入ったジャンパーを着て、ココアを飲みながらアイスホッケーの応援に行く、というのが好きでした。アリーナはものすごく寒かったのに全然平気だったのは、そんな自分に酔っていたのと、何より若かったから、だと思います。今、同じことしろと言われても絶対無理ですね(笑)。

 実は先日、ロケで中欧の古都市を訪れた際に、石畳をヒールのある靴で歩き続けたせいか、帰国して左膝がすごく痛くなり、病院で「水が溜まっている」と言われてしまいました。普段から1駅前で降りて歩くなど、割と歩くことには自信があったのでショックだったのですが、意外と周囲にも同じ症状の人が。「水を抜くと癖になる」という人もいて、今はできるだけ階段を避けてエレベーターなどを使っているのですが、これが不便なんですよね、結構。

 相方のモモコも以前、足を骨折したときに「エレベーターが遠い所にあって行くのが面倒だからケンケンで階段を下りた」とぼやいていましたが、確かにエレベーターって駅でも端の方にあることが多くて、台数も乗れる人数も限られている。車いすの方以外にもベビーカーの方や大きなスーツケースを持った方、見た目では分からない障害や病気がある「ヘルプマーク」を付けた方など、利用したい人は大勢おられるはずなのに。

 オリンピック・パラリンピックとなれば、国内だけでなく世界中から多くの方が来られます。なのに、肝心の競技場のイスが依然として「健常者仕様」だとしたら。もちろん、配慮された席もあるのでしょうが、体重を任せられるひじ掛けは全ての席にないという記事を読むと、ひじ掛けが片側だけでもあれば立ち上がりやすいのに...とか、せめてイスに合うクッションを貸し出してくれたら…とか思ってしまいます。オリパラだからこそ、もうちょっと意識して欲しいし、改善して欲しいと思うのは私だけではないはずです。

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