2世芸能人「親の名前を出さない方が好感度大」…ハイヒール・リンゴも「同感!」

ハイヒール・リンゴのつぶやき

ハイヒール・リンゴ ハイヒール・リンゴ

 最近は2世芸能人でも、昔のように「○○さんの息子・娘」と売り出すことが少なくなったという記事がありました。私も、有名芸能人である親の名前を一切出さないってかっこいいな~!と感じます。売れてから「実は…」という流れです。たまに、「早く言ってよおー」と思うことはありますが(笑)

 そもそも、今は2世3世を含めて、芸能人自体がすごく多くなったと思います。「芸能」という幅が広がったんでしょうね。お笑い芸人の世界で見ると、今人気の霜降り明星、ゆりやんレトリィバァたちは「第7世代」と呼ぶんだそう。ダウンタウンや私たちが「第3世代」だそうですが、バラエティー番組のひな壇にも40代の「若手」芸人が大勢出てるし、「人生100年時代」、芸能界の生き残り競争も大変です。

 でも、そんな中でも不思議と、お笑い芸人に「2世」ってほとんどいない。芸として古典を受け継ぐ落語や歌舞伎等の世界は別として。例えば西川きよし師匠の息子の忠志くんと娘さんのかの子ちゃんも、どちらもいわゆる「芸人」ではなく、役者や料理家としての顔がある。さんまさんの娘さんのIMALUちゃんも独自路線だし、ますだおかだの岡田君も、娘さんはとってもキュートなタレントさんですが、親としては芸能界入りを反対していたとか。子どもの仕事を絶対語らない芸人も多いですし、なかなか名前を受け継ぐのは大変なのかもしれません。そう考えると、藤山寛美先生のお嬢さんである直美さんて、ほんまにすごいんです。

 確かに、どの分野でも親の背中を見て、子どもが「自分もやりたい」と思うのは自然なこと。特に俳優さんの2世はずば抜けてビジュアルが良いですし。一般の仕事だと親の名前はプラスに働く事もあるでしょうが、芸能人だけは別。「○○さんの息子・娘」という人をどう扱っていいか、正直、周囲も気を遣ってしまうし、きっと親の方も同じ。昔、あるベテラン芸人のお弟子さんが「師匠の弟子なのか、奥さんの弟子なのか…」と冗談半分でぼやいておられましたが、「先輩の奥さんと子ども」への接し方も本当に難しい。

 もちろん2世3世のご本人も、大変だと思います。ある先輩は昔、娘さんに「私もいつからテレビに出るの?」と言われて驚いたとか。それもそのはず、その方の家に遊びに来るのは芸能人ばかりで、しかも大物ばかり。「大人になったら自然とテレビに出るんだな」と幼心に思ってしまったようです。

 親が芸能人である事でいじめられたり好奇の対象になる事もありえますし。そう考えると、やっぱり、親とは全く別の世界を目指すか、同じ道でも親のおぜん立てを離れてチャレンジするか。親が有名人ってうらやましいなぁと思う事がある反面、大変な事もたくさんあるのも又、事実。何だかんだと言われる2世3世の人も、やっぱり実力があるから生き残れる人だと思います。

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