飼育員が「思わず検温したくなる」と太鼓判 リアルすぎるアザラシのクッションが話題

山本 智行 山本 智行

 それが可能となったのはフェリシモ側の女性企画担当者が大のアザラシマニアだったことも大きかった。何しろ、アザラシに触れ合える全国の水族館巡りをしているほど。今年1月から構想を練り、製作までに半年をかけた結晶だ。

 その間に海遊館の飼育員の元へ足繁く通い、情報を交換。ふだんは見づらいお腹や大事な下半身の細部にこだわったかいあって飼育員から「思わず検温したくなる」と最大級の賛辞も得たという。

 「苦労した点は2頭の違いを出すところと、特徴のまるみをどうやって出すか。クッションなので柔らかくするとペシャッとなってしまいがち。あまり硬い肌触りの良さをなくすので、もちっと感を出す素材(ポリウレタン)にもこだわりました」とフェリシモの担当者は話す。

 おまんじゅうアザラシのクッションはユキちゃん、アラレちゃんバージョンがあり、価格はビックサイズが6820円、ミニサイズが2750円(いずれも税込)。フェリシモのサイトではビッグサイズのみ販売。海遊館のオフィシャルショップでも10月8日から販売開始。購入すると”引き継いだ”という設定で飼育の心構えが書かれた二つ折りのミニカード「飼育引き継ぎノート」がおまけでもらえる。とことんリアル。思わず、クスッと笑ってしまった。

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