まさか、私のクレジットカードが不正利用されていたなんて…被害を受けて得た教訓

盗聴ハンター・八幡愛に聞く

八幡 愛 八幡 愛

なぜ私の情報が漏れたのか

私の情報が漏れた理由については、金融機関など公的なものを装った電子メールを送り、住所、氏名、銀行口座番号、クレジットカード番号などの情報を入力させ詐取する「フィッシング」が疑われますが、その手のメールには常日頃気をつけているので、引っかかったとは考えにくいです。

その次に疑われるのは、カード情報を読み取る特殊な装置で情報を抜き取る「スキミング」です。ただ、被害に遭ったカードはICチップを組み込んだカードなので一般的にはスキミングされにくいとされていますが、近年その手口も巧妙になっているので、可能性がゼロであるとはいえません。被害に遭ったのは海外に行った際に使用するカードだったので、どこかの国に行った時に情報を盗まれたのかもしれません。

あるいは、カード情報を管理する機関が何者かにハッキングされ情報漏洩してしまった可能性も否定できませんが、真相はわかりません。

クレジットカードや電子決済を利用する以上、いつどこで情報が漏洩してもおかしくないので、一定のリスクは生じているということです。

どう対策していくか

とにかく毎月の明細をチェックすることに尽きます。

ペーパーレスのウェブ明細が増えているので、被害に気付かず異議申し立てが可能な60日の期間を過ぎてしまうケースもあります。被害額も私のように3000円など少額なものも多いので見落としやすいです。

そして、カード会社からの電話には必ず出ること。

重要な要件であればまたかかってくるだろうと思っていてはいけません。私の場合、カード会社から電話がかかってきたのは通じなかった1度だけでした。そのあとApple Payが使用できたことから、カードが止まっていることにすぐ気付けなかったので、明細の不正決済を見落としていれば補償期間の60日を過ぎていたかもしれません。

今回の被害においての異議申し立て書も提出し、不正決済は取り消され、私の被害額はゼロとなりました。そして、これに懲りずに今後ともお付き合いよろしくお願いしますという文書とともに新たなカードが届きました。

被害に遭う可能性は誰にでもあるし、きっとそれは増加傾向にあるのだなと思わせるくらい、カード会社は迅速な対応をしてくださいました。そして、こうして被害に遭ってもなお、キャッシュレス決済が手放せないのが本音です。

便利の裏のリスクを知り、うまく付き合っていかなければいけません。

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