心ないゴミの投棄や火の扱いに道の駅が憤慨 「途方に暮れている」とTwitterに投稿

黒川 裕生 黒川 裕生

「何故ゴミを投棄するの?」

「当店敷地内でゴミを燃やす必要が?」

「店裏に火のついたBBQ用の炭が投げ捨てられてた過去もあります」

「来年は楽しく使えなくなりますよ」

茨城県城里町にある「道の駅かつら」が8月末、BBQやキャンプで出たゴミを放置する人たちへの怒りをTwitterに投稿し、注目を集めた。添付された画像には、敷地内に置き去りにされた大量のゴミや、屋外でペットボトルなどを燃やしたとみられる跡が写されており、従業員が非常識な利用に頭を悩ませている様子がうかがえる。

同道の駅によると、那珂川沿いにある同道の駅周辺は眺めがよく、キャンプやBBQなどの穴場スポットとして親しまれてきた。敷地内には有料の専用BBQエリアを設けているが、利用者には予めゴミ袋を渡すなどして、きちんと管理できているという。

問題はそれ以外の河川敷広場などで遊んだ、不特定多数の人たちだ。

同道の駅の担当者は語る。

「ゴミを放置するような心ない人は以前もいましたが、来たときよりきれいにして帰ることを心掛けるアウトドアの上級者たちが片づけてくれたりしていたので、そこまでひどいことにはなっていませんでした」

「そのバランスが崩れてきたと感じるようになったのは、2~3年前から。近年のマナーの悪さには、正直、辟易しています」

ゴミの放置もそうだが、一番怖いのは「道の駅に誰もいない時間帯に火を使われること」だという。これまでも敷地内では、ゴミの焼却や炭の投げ捨てがあったといい、Twitterには「施設が焼けてしまったら20余名のスタッフが人生の岐路に立たされます。あああ。大問題だ」とも投稿している。

「多くの人から励ましの言葉をいただきましたが、きっとマナーの悪い人たちには届いていないのでしょうね」とやるせなさをにじませる担当者。「恐らくうちだけではなく、どこの道の駅にも共通する問題なのでは。今後の対応についても改めて考えたいと思います」としている。

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