駅名変更で切符のあの独特の「梅田」表記はどうなる? 阪急広報に聞いてみた

黒川 裕生 黒川 裕生

「はいはい、くにがまえにペケポンの『田』ですね。駅名が変わった後もこのままいきますよ」

あっさり!

広報担当の回答は簡潔にして明瞭であった。ここで終わってもいいのだが、せっかくなのでもう少し話していただきましょう。

「梅田の『田』がああいう字になっているのは、仰る通り、今となってはなんの意味もありません。でも、ちょっとした遊び心というわけでもないですけど、阪急らしさのひとつとして今後も引き継いでいく方針です。もっと言うと、阪急としては変える必要はないと考えています」

「この『田』に愛着を感じてくださっている方も多いですし、時々このような形で話題にもしていただいています。先ほども言ったように、もはや意味はないですが、こだわりとして大切にしていきたいと思っていますので、心配していらっしゃる方には『ご安心ください』とお伝えしたいですね」

というわけで、10月以降は「大阪梅田」の「田」が「くにがまえにペケポン」の表記になるそうだ。漢字を覚えたての子どもたちが、かつての私のように「おおさかうめず」と読んで大きくなっていくのだろう。私は何を言っているのだろう。

また両社によると、梅田以外にも阪急の「河原町」駅が「京都河原町」駅、「石橋」駅が「石橋阪大前」駅に、阪神の「鳴尾」駅が「鳴尾・武庫川女子大前」駅にそれぞれ変更される。

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