吉澤ひとみ容疑者は早期釈放も 15分後通報が「準自首」扱いに

小川 泰平 小川 泰平
警察車両で移送される吉澤ひとみ被告=6日、中野警察署
警察車両で移送される吉澤ひとみ被告=6日、中野警察署

 東京都中野区内の交差点で、酒気帯びでひき逃げして2人にけがを負わせたとして、警視庁に自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ、酒気帯び運転)の疑いで警視庁中野署に逮捕された「モーニング娘。」の元メンバーでタレントの吉澤ひとみ容疑者(33)について、元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏は12日、デイリースポーツの取材に対し、同容疑者が早期に釈放される可能性を示唆した。

 9月6日の逮捕後、「深夜0時頃に缶チューハイ3缶」という吉澤容疑者の供述が報じられたが、小川氏はいち早くその内容に疑問を呈して「飲んだ量と時間を検証していくべき」と訴えていた。

 同氏は「酒気帯び運転の容疑者はほとんどの人が『(実際より)もっと酒量を減らしておきたい、飲んだ時間を前倒しにしておきたい』と考えるが常で、当初は事実と違う話をする傾向にある。吉澤容疑者もそれに当てはまる」と指摘。同容疑者がその後、供述内容を変えていることには「真実はいずれ分かる。本人も反省して事実を供述しつつあると感じる」と分析した。

 小川氏は、吉澤容疑者がひき逃げから15分後に110番通報し、現場に戻った行動に注目。「ひき逃げしたことに変わりはないが、これは『準自首扱い』となる可能性がある。起訴を逃れることは難しいが、執行猶予が付いて実刑は免れるでしょう」と予測した。

 今後、同容疑者の取り調べの進捗状況によるが、小川氏は「猛省し、真実を話し、被害者との示談等が進めば、起訴前の釈放となり、その後、在宅起訴に。釈放されない場合でも、起訴後すぐに保釈される可能性もある」と、早期の釈放または保釈となるケースを予想した。

おすすめニュース

気になるキーワード

新着ニュース