もう一人、注目された野崎さん宅の60代家政婦は8月末から東京・銀座のスナックでアルバイトしている。オーナーは別にいて、家政婦はバイトのホステスとして「小雪」の源氏名で勤務。約3週間がたったが、小川氏の取材に対して「ババアがやってるお店ですから、ぼったくりはしません。すごくリーズナブルなお店です」などと宣伝する余裕も見せているという。
野崎さんの不審死が報じられて4カ月近く。報道が過熱する中、真相究明の糸口は見えないまま時間が過ぎ、22歳妻も家政婦もそれぞれの道を歩みつつある。この件も注目度が薄れてきたように見えるが、取材を続けている小川氏は「誰が犯人かは決められないが、ある程度、捜査は進んでいる」と明言。「格好悪いことを嫌う野崎さんがあの姿(下半身裸)で自殺するとは考えられない」と他殺の可能性をにらみ、今後の進展に含みを持たせた。