「なにこれ欲しい」猫の足跡をスタンプできる! 傘に付ける「肉球キャップ」

川上 隆宏 川上 隆宏

 猫の足跡をポンポンとスタンプして遊べる、傘の先に付けるキャップが話題になっています。水に濡らして、乾いた地面に模様を残すこともできるし、柔らかい砂地のような場所に足型を押し込むこともできます。憂うつな梅雨の時期ですが、傘を持って歩くのが待ち遠しくなりそうです。

 「footprint 肉球スタンプ傘キャップ」。シリコン素材でできていて、猫の足裏の肉球がデザインされています。かたちが面白いだけでなく、すべり止めの機能を持っており、傘の先に付けておけば、壁などに立てかけた際に安定させることができます。また、テーブルの縁にかけるときに使ったり、ペン立てに活用できたりもします。

 こちらの商品、「cozy think」という台湾のデザインユニットが販売しています。デザインした経緯などを聞きました。

 ―デザインユニットとのことですが、どのような方たちですか。

 「30代の男女でやっています。台湾では個人でもデザイン商品の販売で生計を立てている人が多くいますよ」

  ―猫の肉球スタンプ、かわいいですね。

 「肉球の足跡を見るとなんだか癒やされると思って作りました」

 ―しかし、動物の足にはいろいろなものがあるのに、なぜ猫をモチーフにされたのでしょう。

 「ある雨の日に、一匹の猫が路地から出てきて、水たまりをよけながら歩いているのを見た時、アイデアをひらめきました。自分は傘を杖代わりにして使うことが多かったので、傘の先に猫の肉球が付いていたら面白そうだと思いました」

 「それから、杖といえば紳士、動物の中の紳士といえば猫でしょう。私は日本の映画「猫の恩返し」が好きなのですが、多分これが猫=紳士というイメージが付いた理由かもしれません(笑)」

 ―「猫の恩返し」にはかっこいい猫の男爵が登場しますものね…。ちなみに、こちらのキャップはよく売れているのでしょうか。

 「日本だけでなく、台湾や香港などアジアの他の国・地域でも人気のある商品です」

 ―猫のかわいさに国境はありませんね。いつからデザイン、販売されていますか。

 「2012年台湾デザインウィークへの出展でデザインしたのが最初です。合わせて商品化にも取り掛かり、2013年に販売開始しました」

  ◇  ◇

 こちらの商品、カラーは7色展開。ピンク・ブルー・イエロー・オレンジ・グリーン・ホワイトに加え、光を吸収して暗闇で光る蓄光素材のものが用意されています。サイズも3タイプあるので、取り付けたい傘の太さにあわせて選ぶことができます。

 「Pinkoi」という、2011年に台湾で事業がスタートした、アジアのデザインプロダクトが集まる海外通販サイトで販売されています。

◆「footprint 肉球スタンプ」 https://jp.pinkoi.com/store/cozythink

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