“チョコフレーク難民”が急増中!生産中止の森永だけなく日清シスコも影響!?

北村 泰介 北村 泰介
森永製菓が生産を終了する「チョコフレーク」(提供・共同通信社)
森永製菓が生産を終了する「チョコフレーク」(提供・共同通信社)

 こうした現象について、日清シスコはデイリースポーツの取材に対して「オークション等で間違って高い値段でお買い求めにならないよう、ご注意ください」と呼びかけ、「これからも販売は続けてまいりますので、お客様にはまずは安心していただければと思います」と訴えた。

 改めて、森永チョコフレークと混同されている可能性について日清シスコに聞いた。同社は「森永さんの終売報道後の状況については、要因が複数あると考えられるため、回答は控えさせていただきます」と慎重に対応しつつ、業績自体は急成長している背景を明かした。同社は森永製菓より1年後の68年に発売開始。50周年の節目にパッケージをリニューアルしたことで人気が高まったという。

 担当者は「一度に1袋は食べきれない、開封しにくいなどの声にお応えし、“チョコっと”食べられる便利なチャック付きスタンドパックになるなど大幅なリニューアルを行い、前年を大きく上回る出荷となりました。16年はチョコレートの品質向上で2ケタ成長となり、今年は利便性を向上させることで引き続き2ケタ成長で好調に推移しています」と説明。同社の調べによると、チョコフレーク市場の約75%のシェアを占めているという。

 人気商品になって手に入りづらくなったのか?今後、通販での価格が通常に戻るであろう時期の目安はいつごろだろうか?同社は「憶測となりますので」と明言を避けた。当面は今後の動向を見守っていくことになる。

 この秋、急増する“チョコフレーク難民”。好きな時にいつでも安く食べられる「安住(食)の地」にたどり着くのはもう少し先のことになりそうだ。

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