8月に書いた「アツアツご飯に納豆はNG」は反響が大きかったようで、今回は調子に乗ってもう少し、誤解しがちな「食べ合わせ」をご紹介します。
トマトときゅうり…きゅうりに含まれるアスコルビナーゼという酵素が、トマトのビタミンCを酸化させてしまうので「悪い食べ合わせ」です。サラダにして食べるなら、マヨネーズや酢入りのドレッシングをかけるとアスコルビナーゼの働きを抑制できます。
わかめとネギ…これも「悪い食べ合わせ」です。ネギに含まれるリンが、ワカメに含まれるカルシウムの吸収を阻害します。一度にたくさん食べる食材でもないので深刻な問題ではありませんが、栄養吸収効率からは良くない食べ合わせです。
納豆にネギ…○です。納豆菌の整腸作用は世界一、ビタミンB群も豊富です。ネギに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収率を高めてくれます。また、納豆の粘り成分ナットウキナーゼは血栓を溶かす働きがあり、ネギも血栓予防効果があるので、血液サラサラの相乗効果です。納豆に含まれないビタミンCはネギが補ってくれるので、この組み合わせは抜群です。