忘年会シーズン到来 いまさら聞けない“ルール”をマナー講師に聞く

佐藤 利幸 佐藤 利幸

 師走の暦に入るとともに、忘年会のシーズンが到来しました。今春入社した新入社員にとっては初めての忘年会になります。学生時代のフランクな飲み会とは趣の異なる雰囲気に最初は戸惑うかもしれません。さらに社会人1年生に幹事という「大役」が回ってくることも少なくありません。失敗しないために知っておきたい“ルール”をマナー講師である「あい☆えがお」の山本えり代表に聞いてみました。

出入り口から一番遠い席が上座

 まず宴会場に着いたら、座席を確認しましょう。大きな会場なら、床の間の前が上座なので、上司に座ってもらいます。対して下座は料理や飲み物を運ぶ仲居さんが出入りする付近です。一般的な居酒屋などで宴会を開く場合は…。

 山本代表「その場合、お店の出入り口から一番離れている席が上座となります」

ビール(瓶)の注ぎ方

 乾杯の最初の一杯は瓶ビールで、というのが多いでしょう。上司や先輩に注ぐときはビール瓶の下を利き手で支え、反対の手で瓶の下側を支えます。指は開いたりせず、親指以外の4本は閉じましょう。注意する点はラベル面を上向きにすることです。下向きは当然ですが、横向きでもダメです。

 山本代表「表彰状を授与するときをイメージしてください。表彰状を逆さまや斜めにして渡さないですよね。キチンと正面を合わせることは、相手に対しての気遣いです」

 次にビールを注ぐ量についても気配りが必要です。コップからこぼれるぐらい注ぐのは論外で、8~9分目が適量です。また、アルコールが得意じゃない上司から「少しでいいよ」と言われた場合、「遠慮している」と受け取って、なみなみと注いでしまうのはNGです。山本代表によれば「3分目」が目安です。

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