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有名店は23000円に対して「廉価版」は475円 台湾で中国料理の「幻の高級スープ」を食べ比べてみた

中将 タカノリ 中将 タカノリ

あまりのおいしさに、修行中の僧もお寺の塀を飛び越えてくると言われる中国料理の高級スープ『仏跳牆(ぶっちょうしょう)』。

SNS上では今、そんな仏跳牆の高級版と廉価版の比較レポートが大きな注目を集めている。

「左が高級店『明福台菜海鮮』(小・5人前4600元・約23000円)
右が庶民的な龍山寺のお店『蒸好吃』(1人前95元・約475円)のなんちゃって佛跳牆」

と、2つの仏跳牆を紹介したのは漫画家のおがたちえさん(@ogachinpa)。

今回、台湾で仏跳牆を食べたというおがたさん。仏跳牆は陶器の壺に十数種類から数十種類の高級食材を、数時間から数日掛けて煮込む貴重なメニューだが、廉価版も存在するとは興味深い。

おがたさんに、お話を聞いた。

――2つの仏跳牆を召し上がった経緯をお聞かせください。

おがた:来年3月に書籍「台湾でゆる養生旅(仮題)」を出版予定のため、身体によさそうな台湾の養生食のお店を探していました。その打ち合わせのときに、編集さんが「台湾養生なら仏跳牆はハズせません!」と提案したのです。

仏跳牆とは「修行僧も寺を飛び出して食べに来るほどの絶品スープ」といわれる“高級食材てんこ盛りスープ”のこと。仏跳牆の有名店といえば明福台菜海鮮なのですが、仏跳牆は予約が必須で、受け付けはなんと電話のみ。お値段も、小で5人前4600元(約2万3000円)と、なかなかのハードルでした。

案の定、日本からの電話予約には苦戦したので、自分で「他にもっと手ごろなお店はないかな?」と探しました。そうして見つけたのが、龍山寺近くにある蒸好吃仏跳墻。なんと、お値段一人前95元(約475円)と、ひとり旅にもお財布にもお優しいので、このお店も絶対行こう!と決めました。

その後、現地の友だちのおかげで、どうにか有名店の予約も取ることができました。

――明福台菜海鮮の高級版と蒸好吃仏跳墻の廉価版、それぞれ召し上がったご感想をお聞かせください。

おがた:明福台菜海鮮の具材は、フカヒレ・アワビなどの高級乾物がどっさり。じっくり煮込まれたスープは透き通り、ていねいな調理がされているのを感じました。味は複雑ながらもスッキリしていて、さすが“特別な日に食べたい”と言われるだけの高級感と、身体がじんわり温まる滋養強壮の効果を感じました。

かといって、蒸好吃仏跳墻の「なんちゃって仏跳牆」が負けているかというと、そんなことはなく、これはこれでおいしかったです。具材は庶民的に、豚肉、タケノコ、タロイモ、椎茸、天ぷらボールなどでしたが、豚肉もホロホロに煮込まれて柔らか。ほぼ500円で仏跳牆が飲めると考えたら手軽ですし、話のネタとしてもオススメです。

ついでに、このお店のある華西街アーケードには他にもビブグルマンのお店など、グルメがたくさんありますので、台湾に行く方にはぜひ訪れてほしいです。夜は少し治安が不安なので、女性は昼間に行くことをオススメします。

――投稿に対し、大きな反響がありました。

おがた:高級店の仏跳牆を「昔、接待でごちそうになった」「忘れられないスープ」と思い出を語ってくれる方、「一度は食べてみたい」「ひとり5000円と考えたら行けるかも!?」など。「ゲームやアニメで聞いたけど、これだったのか!」と“幻のスープ”として語られているということも知りました。

   ◇   ◇

おがたさんは自身のnote「台湾養生旅」でも、今回食べた仏跳牆をレビューしている。興味のある方は、ぜひチェックしていただきたい。

【おがたちえさんプロフィール】
放送大学・心理学科を51歳で卒業の認定心理士HSP漫画家。秋田書店エレガンスイブにて『ココロ整うゴミ退治!片付けの鬼子さん』連載中。新刊『50歳、セカンドライフ模索中!台湾に1か月住んでみた』(大和書房・だいわ文庫)。 著書に『繊細すぎて生きづらい~私はHSP漫画家~』(ぶんか社)など。来春に「台湾でゆる養生旅(仮題)』出版予定。
▽Xアカウント
https://x.com/ogachinpa
▽note「台湾養生旅」
https://note.com/ogatachie

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