神戸の中心部にあるJR三ノ宮駅前で1995年に開業し、若者文化の発信地として愛されたものの建物の老朽化や一帯の再開発の影響で2018年2月に閉館。建物(※三宮ターミナルビル)も取り壊されてしまった三宮OPA。
SNS上では今、そんな三宮OPAの解体の模様が大きな注目を集めている。
「三ノ宮のOPAの解体を毎朝撮影してました」
と、数々の写真を紹介したのは神戸くまえもんさん(@kobekumaemon)。
OPAのロゴが入った11階建てのビルに足場が組まれ、だんだんと取り壊されていく様子には、なんだか胸を締め付けられるものがある。これらは2019年3月から撮影されたものだが、毎年9月30日の「クレーンの日」にちなんで紹介しているということだ。
神戸くまえもんさんにお話を聞いた。
――写真の撮影を続けられた経緯、思いについてお聞かせください。
神戸くまえもん:7年前の話なんでかなりあやふやなんですが、当時の通勤経路は三宮で、阪急からポートライナーへの乗り換えがありました。ぽよんぽよんする橋を渡るんですが、そこでのシンボルは三宮OPAでした。閉店も残念でしたが、その後も1年くらいは放置されていたので、ちょっとかわいそうな感じでした。
ある日、足場が1段でき、翌日は2段目…と、毎朝歩くがゆえに変化を意識してしまったのだと思いますが、「これなんか上に積み上がるまで撮ったら、テトリスみたいでおもしろいんじゃね?」と思い、ある電灯のポールの横で撮ると決めて、とりあえず最上階まで積み上がる足場を毎日撮影しました。
そこからやめられなくなってしまい、最後まで撮りました。たしか、1年以上かかったと思います。
――投稿に対し、大きな反響がありました。
神戸くまえもん:7年前の話ですが、まだまだOPAのことを懐かしむ声があり驚きました。形あるものはいつかはなくなりますが、素敵な思い出が残ること、こうした記録も残せることを改めて感じました。SNSのいい面だと思います。
◇ ◇
40万回を超える再生回数を記録した投稿に、SNSユーザーからは
「切ないです。若いころ、クイーンズコートやサマンサタバサ買いました…」
「すごい。 毎日コツコツと撮っていることにも驚きました」
「解体撮影、素晴らしい あー私のまさに青春時代、大変お世話になりました。寂しい 次は何が建つのかな?楽しい場所だといいなー」
など、数々の驚きの声が寄せられた今回の投稿。現在、三宮OPA跡地では2029年度の開業を目指し、JR三ノ宮新駅ビルの建設工事が行われている。新しいビルも、多くの人に愛される施設になってほしいものだ。
なお、今回の話題を提供してくれた神戸くまえもんさんは「神戸の街歩きと銭湯マニア」として活動しており、神戸・塩屋の舫書店で「神銭(かみせん)」と「銭湯快志(せんとうかいし)」というZINEを配布している。ご興味ある方はぜひ手に取っていただきたい。
【神戸くまえもんさん関連情報】
▽Xアカウント
https://x.com/kobekumaemon