2個のゼリーがのった皿に、チョコレートで書かれた一文。
「恋のキューピットになれたでしょうか…」
文字の横には、星のステッキを持ったキューピットのイラストが添えられていました。
このデザートプレートの画像は、Xで207万回以上表示されています。投稿した女性会社員「はせおやさい」さん(@hase0831)に、当時の様子を聞きました。
2016年ごろ、東京の居酒屋「塚田農場 道玄坂店」(現在は閉店)でのこと。男性と訪れた席で、料理を運んでくるたびに気さくに雑談を交わしていた明るい女性スタッフから、こう尋ねられました。
「お二人は、カップルさんなんですか~?」
顔を見合わせ、笑いながら返した答えが、「まだ微妙な仲です!(笑)」。しばらくして運ばれてきたのが、あのデザートでした。
「驚きもしましたが、照れのほうが大きかったです」と「はせおやさい」さん。この日の一皿が、13歳差の2人の関係を動かしました。
「姉弟じゃなくて、ちゃんとカップルにも見えるんだね」
当時、「はせおやさい」さんは離婚を経験したあとでした。「特に意識せず、単に夕食も兼ねて飲みに行こうか〜という流れだったかと思います」
一緒にいた男性は、13歳年下。店を出たあと、2人はこんな会話を交わしたそうです。
「姉弟じゃなくて、ちゃんとカップルにも見えるんだね〜(笑)」
その日を境に、2人の距離は変わっていきます。
「なんとなくお互い意識することが増え、半年後くらいに正式にお付き合いすることになりました」
そして結婚。現在は夫と娘との3人暮らしで、この11月で結婚10年目を迎えます。
「あのお姉さん元気かな」 SNSには「仲人だね」の声
この投稿には、「幸せなキューピッドさんですね!ご結婚10年なんですね!これからもお幸せに!」「塚田農場の店員さん、恋のキューピッドやん もう仲人だね 良い話が聞けました」といった祝福の声が相次ぎました。
また、名前を書いた皿を受け取ったという声も寄せられています。
「2015年に義弟と一緒に日本に行き塚田農場に行きました。義弟の字が汚すぎてWがNにどうも見えたらしくANDRENになったお皿が来ました。(ホント義弟の手書きは私もほぼ読めないゆえに塚田農場の方のせいでは一切ない)名前は違ってもイラストがものすごくうれしかったみたいデス 塚田農場ありがとう」
2人が訪れた道玄坂店は、残念ながら閉店してしまったそう。それでも「はせおやさい」さんは、あの夜のスタッフにこう伝えたいと話します。
「あのときは、ありがとうございました! 当時のお店はなくなってしまったし、スタッフの方も就職したりされているかもしれませんが、素敵なサービスをありがとうございました!」
皿にチョコレートで書かれた一文が、13歳差の2人を結び付けたエピソードでした。