「Z世代の家族に対する意識・実態」(SHIBUYA109 lab.調べ)によると、女子高生の54%が「家族と服をシェアしてる」と回答していることがわかりました。家族仲の良さがうかがえる結果ですが、一方で、共有ルールが曖昧なゆえの思わぬトラブルも発生しているようです。
今回お話を伺ったのは、都内の大学生・N美さん(20歳)。彼女もまた、身内とのトラブルにひどく頭を悩ませていた一人でした。悩みの種は、同居する高校生の妹。
ちょっとくらい、いいじゃん
「妹とは、背格好や体型が似ているんです。だからですかね、数年前から妹が、私のクローゼットから勝手に服を持っていくようになっていて」。N美さんは当時の心労を、深いため息交じりに語ってくれました。
着ようと思っていた服が消えている。帰宅した妹を問い詰めても、全く反省の色はありません。「ちょっとくらい、いいじゃん」。あっけらかんと笑う妹の態度に、N美さんの怒りは募りますが、何度注意してもやめてはくれませんでした。
お気に入りのワンピースの悲劇
そんなある日のこと。N美さんのお気に入りのワンピースを、妹が勝手に着て出かけてしまいました。帰宅後、服についた大きなシミを見せながらヘラヘラ笑う妹。
「ごっめーん、お姉ちゃん。ちょっと汚しちゃった」
全く悪びれない態度でした。ここで、N美さんの堪忍袋の緒が切れます。N美さんは一瞬で、迫真の女優モードへ…。
「これ、レンタル服なんだけど…」
N美さんは、妹に向かってわざとらしく声を荒げました。「えっ、嘘でしょ…。それ、私がレンタルした服!」。突然の言葉に、妹の顔が引きつります。
「クリーニングでも落ちないシミをつけたら、全額弁償しなきゃいけないって規約に書いてあったの」震える声で、N美さんは追撃の手を緩めません。
「10万円、どうやって弁償しよう…」。その金額を聞いた瞬間。妹の顔からは、みるみるうちに血の気が引いていったそうです。「えっ、ごめん!本当にごめん!」。妹は、半泣きになりながら謝りだしました。
もちろん、実際には服はレンタルではなく、N美さんの私物。十分に反省した様子を見て、N美さんはやっとネタバラシをしました。
家族だからこそ必要な「境界線」
「妹には、責任をもって服のシミ抜きをしてもらいましたよ。あれ以来、妹は二度と私のクローゼットに近づかなくなりました」。N美さんはイタズラっぽく笑います。やはり「弁償しないと…」という言葉は効果的だったようです。
身近な人だからこそ「ちょっとくらい、いいじゃん」という気持ちが生じがちです。しかし、相手の持ち物や領域を尊重することは、どんなに親しい間柄でも忘れてはいけないルール。自分の行動を見直し、心地よく過ごせる距離感を保ちたいものですね。
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【出典】PR TIMES
▽Z世代の家族に対する意識・実態調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000106.000033586.html
▽SHIBUYA109 lab.