ドラマー、俳優として活躍する金子ノブアキ。2026年はドラマ「東京P.D. 警視庁広報2係」や「ちるらん 新撰組鎮魂歌」などで強い存在感を示した。父はドラマーのジョニー吉長、母は歌手の金子マリ、バンド「RIZE」のベーシスト・KenKenは実弟である。
さて、「金子」は地名由来の名字である。地図で探すと「金子」という地名は全国にいくつかあるが、名字のルーツとなったのは埼玉県入間市の地名とされている。埼玉県のJR八高線に金子駅があり、この周辺が金子という地名。近くの山には金子神社もある。
平安時代後期、関東地方西部には武蔵七党と呼ばれる武士団があった。七党といいながら実際には9つほどあり、どの7つをもって「七党」というのかは決まっていない。
この七党中に村山党という武士団がある。桓武平氏の末裔が東京都西部の村山を本拠として活動していたもので、一族は多摩地区から埼玉県の西部にかけて広がっていた。
武蔵七党の一族は住んでいた地名を名字として名乗ったことから、武士における名字の始まりともいわれる。
この村山党の中に武蔵国入間郡金子郷(現在の埼玉県入間市金子)に住んでいた一族があり、彼らが名乗った名字が「金子」である。源平合戦では源氏方に属して戦い、『平家物語』には源義経に従った金子十郎家忠の活躍が描かれている。鎌倉幕府が成立すると、その功によって各地に新しい領地を賜った。
愛媛県新居浜市に金子という地名がある。ここには金子城があり、戦国時代に金子氏という有力な一族がいた。この金子氏も村山党金子氏の子孫と伝えられており、どうやら自分の名字に合わせて地名を変えたらしい。
こうして「金子」という名字と地名は各地に広がっていった。
現在はルーツの地である埼玉県を中心に関東から新潟県にかけて集中しており、埼玉県鴻巣市では市内で一番多い名字が「金子」である。この他、山口県と福岡県にも多い。