大きな窓からたっぷりと自然光が入るリビングや、吹き抜けによって視線が上へ抜ける開放的な空間にあこがれる人は少なくありません。一方で、実際に暮らすことを考えると、気になる点も出てきます。デザイナーズハウス『Luxsis(ラグシス)』を展開する株式会社エスケーホームプロパティ(東京都新宿区)が実施した調査からは、明るく開放的な住まいに対する本音が見えてきました。
調査は、全国の25~59歳の男女200人を対象として、2026年8月にインターネットで実施されました。
調査の結果、住宅を選ぶ際に「室内の明るさや開放感を重視したい」とした人は71.5%、「どちらともいえない」は21.5%、「重視しない」は7.0%となり、明るさや開放感を重要視するかどうか、まだはっきり決めていない人も一定数いることが分かりました。
そこで、「明るく開放的な住まいにするための工夫として、魅力を感じるもの」を尋ねたところ、「外からの視線を避けながら自然光を取り入れられる」(42.0%)、「白や明るい色を中心とした内装になっている」(24.0%)、「家具を置いても圧迫感が出にくい間取りになっている」(23.0%)が上位に並びました。
ここで興味深いのは、何も家具が置かれていないモデルルームのような状態だけではなく、実際に暮らし始めた後の空間を意識している人が多いことです。
ソファやテーブル、収納家具、家電などを置いたときにも、窮屈に感じにくい間取りが求められていることがうかがえます。
一方、「特に魅力を感じる工夫はない」と答えた人も17.0%おり、明るさや開放感を住宅選びのポイントとして考えながらも、特定の設計手法に強いこだわりを持たない人もいるようです。
明るく開放的な住まいには、魅力だけでなく「実際に暮らしたらどうなるの?」という不安もあります。
「窓の多い家や吹き抜けのある家の不安点」としては、「冷暖房費などの光熱費が高くなりそう」(36.0%)、「断熱性が低く、夏は暑く冬は寒くなりそう」(33.0%)、「高い位置の窓や天窓の掃除・メンテナンスが大変そう」(27.5%)といった意見が上位に挙がり、明るく開放的な家を考えるときには、「光を入れる」だけでなく、「光をどうコントロールするか」まで考えることが重要であることがうかがえました。
実際に物件を見る際には、昼間の明るさだけでなく、外からの見え方や家具を置いた場合の動線なども確認しておくと、入居後のイメージをつかみやすくなります。
住まい選びで「明るくて開放的な家」を条件にするなら、デザイン性だけを見るのではなく、光熱費や温熱環境、プライバシー、掃除・メンテナンスといった“暮らし始めてからのこと”まで含めてチェックすることが大切なのかもしれません。
◇ ◇
【出典】
▽“光と光が出会う住宅” デザイナーズハウス Luxsis
https://www.luxsis.jp/