毎朝カーテンに前脚をかけてチョイチョイと触り、差し込む朝日で飼い主を起こす猫。これで起きると分かってからは、揺らす前にじっとこちらを見つめてくるようになりました。投稿者は、3匹の猫と暮らす30代の漫画家兼イラストレーター「類 コラボカフェ」(@ruuiruiruirui)さん。愛猫との朝の攻防について聞きました。
「これはカーテンをチョイチョイして日光をチラつかせ人間を起こそうとする猫」と投稿されたのは、カーテンに前脚をかけて立ち上がり、こちらを見つめる1枚でした。写真は「類」さんがベッドで撮影したもの。立っているのが6歳の「もも」、手前で寝そべっているのが同じく6歳の「ちよ」です。
「これで起きると分かってしまったので、今ではチョイチョイする前に私を見て『やるかどうかはかいぬしのこうどうしだいだ』と目で訴えています」。投稿にはそう書き添えられています。
この投稿には、1万6000件のいいねが集まりました。「頭いい!」「賢い」と猫の知恵に驚く声や、「心理戦」と評するコメントが相次ぎます。
また、「うちもこれ」「うちの猫様にも、朝4時に蛍光灯のヒモにアタックして人間を起こし、エサをもらおうとしてた時期があった」と、心当たりのある飼い主からの声も届きました。
朝日を差し込ませて起こす理由は…
「類」さんによると、「もも」は小柄ながら、食いしん坊で好奇心旺盛な性格だそうです。一緒に暮らすのは、のんびり屋の「ちよ」と、寂しがり屋でちょっぴり神経質な9歳の「やち」。3匹とも女の子です。
「もも」が「類」さんを毎朝起こすようになったのは3年前から。「類」さんが起きるのは毎朝6時半です。省スペースのため、寝床が高い位置にあるロフトベッドを使っており、猫たちでもカーテンレールに手が届きやすいのだと教えてくれました。
「ももちゃんは元々いろんなものをチョイチョイ触るのが好きで、最初は偶然カーテンの隙間を開けてしまったのだと思います。あまりにも眩しくて私が飛び起きたので、『こうすれば起こせるのか!』と覚えてしまい、今でもお決まりの最終手段として使われています」
3匹のなかで一番食欲が旺盛な「もも」。毎朝起こしにくる理由は、「ご飯が食べたい」しか考えられないといいます。
カーテンを開けて起こすことを覚え始めたころは、「もも」が開けたカーテンを「類」さんが勢いよく閉めるという攻防を繰り返していたとのこと。それが2年ほどたつと、開かない程度にチョイチョイ触っては「じっ…」と見てくるようになったといいます。
「当時はなんて賢いんだろうと感心して、つい起き上がってしまいました。これで『わざわざ開けなくても起きるじゃん』と覚えてしまったのかもしれません」
ご飯を待つ3匹 階段を駆け下りて
「類」さんが起きると、3匹は大喜び。
「3匹とも『待ってました!』といわんばかりにベッドの階段を駆け下り、ご飯を盛りつける場所にスタンバイします。飼い主を静かに見守ったり、お互いに毛繕いしたりしながらご飯の用意を待ってくれて、とてもかわいいです」
投稿に寄せられたコメントのなかで印象的だったのは、“人間みたい”という声が多かったことだと「類」さんは話します。
「猫と暮らして9年たちましたが、猫って本当に賢くて。仕草や感情表現が人間の子どもみたいだなと思うことが多かったので、そのなかの一面を共有することができてうれしかったです」
最初は偶然から始まった行動が、今では「もも」が毎朝繰り返す習慣になっているようです。