「えーと、60÷3ね。えーと……だから20!」
机に向かい、割り算の宿題に取り組む男の子。しかし、ノートの真ん中には猫が堂々と寝転んでいます。それでも男の子は猫をどかそうとはせず、お腹の下から次の問題を探し出しました。
「宝探し感覚で問題解ける。問題が見える喜び」
そんな言葉とともにInstagramへ投稿された動画が4万を超える「いいね」を集め、見る人を和ませています。投稿したのは、飼い主の「soranohi」さん(@soraaa_mameee)です。
猫のお腹の下から次の問題を発見
動画に登場するのは、1歳になるパステル三毛の女の子「おくら先生」です。
おくら先生が寝転んでいるのは、小学3年生の息子さん(8歳)が取り組んでいた宿題の上。この日は、割り算の計算問題を解いていました。
ノートの上でくつろぐおくら先生を前に、息子さんは見えている「60÷3」を計算し、答えの「20」を導き出します。ところが、次の問題は、おくら先生のお腹の下に隠れていました。
息子さんが体の下をのぞき込みながら探していると、「42÷2」を発見。「おー!」とうれしそうな声を上げ、再び計算を始めました。隠れていた問題が見つかるたび、いつもの宿題がまるで宝探しのようになっています。
宿題を広げると、必ず現れる「おくら先生」
おくら先生による“ネコハラ”は、この日に限ったことではありません。
「息子や娘が宿題を広げると、必ずどこかから現れ、ドスッとノートや教科書の上に寝転びます」
勉強を始めた気配を察すると、どこからともなくやってくるというおくら先生。宿題を手伝う“先生”というよりも、自らが問題を隠して難易度を上げているようです。
この日も宿題の上でしばらく過ごしていましたが、動画を撮影してから5分ほどすると満足し、別の場所へ移動したとのこと。“ネコハラ”の時間は、合計10分に満たない程度だったといいます。
「よしよし、偉いぞ」猫をどかさない息子さん
ノートを占領されても、おくら先生をどかさなかった息子さん。飼い主さんは、その姿をどのように見ていたのでしょうか。
「我が家は猫ファースト主義なので、ご飯を食べるとき、自分の椅子に猫が座っていたら、新しい椅子を持ってきて、みんな座るようにしています」
家族が食卓につこうとしたとき、椅子に猫が座っていても場所を譲ってもらうことはありません。人間が別の椅子を用意するのが、日常のルールになっているそうです。
普段からそのような暮らしをしているため、息子さんが猫をどかさず、見えている部分から問題を解いている姿にも納得した様子。
「『よしよし、偉いぞ』と思っていました(笑)。問題が見え隠れするだけで一喜一憂していたので、私が『問題が見える喜び』と書きました」
猫に宿題を邪魔された困惑より、次の問題を見つけられた喜びのほうが大きい息子さん。家族の“猫ファースト精神”が、しっかり受け継がれているようです。
帰宅すると必ずお出迎え
おくら先生は、息子さんが学校から帰ると、必ず迎えに行くそうです。
「帰るとお昼ご飯をくれる存在だからだと思いますが(笑)」
お目当てはご飯かもしれませんが、息子さんの帰宅を待っていることに変わりはありません。
一家には、おくら先生のほかに、3歳のシャムトラの男の子「そらまめ」くんもいます。息子さんは2匹を溺愛し、「すっかり猫好き男子に仕上がっています」と飼い主さんは話します。
動画には、「どいてってしないのが優しい」「お腹の下から問題を探していてかわいい」「宿題が楽しそう」「邪魔される喜び」といった声が寄せられました。かつて飼い猫にノートを占領された人からも、懐かしむコメントが届いています。
息子さんの対応を多くの人に褒めてもらった飼い主さんは、今回の反響を受け、改めてこう感じたそうです。
「息子もすっかり、猫ファーストな人間に仕上がったなぁと思いました!」
宿題の上に寝転ぶおくら先生と、その下から問題を探す息子さん。ふたりにとっては、“ネコハラ”の時間も楽しいコミュニケーションになっているようです。