東邦航空株式会社の公式X(@tohoair_info)が投稿した、上空からの空輸ミッション中に撮影された映像が大きな注目を集めています。撮影地は長野県大鹿村の南アルプスエリアで、想像を絶する高密度で群がるニホンシカの様子が捉えられています。
動画に映し出されたシカの様子と投稿者の驚き
ヘリコプターから撮影された映像には、道路のない標高の高い山肌や斜面に、シカが足の踏み場もないほど密集している姿が記録されています。上空を通過するヘリコプターの旋回音や機体に対して群れが敏感に反応し、移動する様子が見てとれます。 空輸ミッション中にこの光景に直面した投稿者も、「近年、個体数の増加に伴う食害が問題となっていますが、ここまで高密度に生息しているとは驚きました」と、その想定外の規模に、大きな衝撃を受けた様子を明かしています。
ニホンジカ対策と高山帯の保護活動
環境省によると、南アルプスでは1998年ごろから稜線付近に現れるニホンジカが増加し、高山帯のお花畑での食害が深刻化しています。
この深刻な問題に対し、2009年に関係行政機関による「南アルプス高山植物等保全対策連絡会」が設置され、対策方針のもとさまざまな事業を実施。具体的には、モニタリング調査、ニホンジカの捕獲、悪沢岳などへの防鹿柵の設置によるお花畑の保護、裸地化した場所への土壌流出防止対策などが進められており、高山帯の景観復元を目指しています。
▽出典
環境省/南アルプス国立公園の取組み
https://www.env.go.jp/park/minamialps/effort.html