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ワンプッシュ式蚊取り剤、「ペットがいても使える」は本当? 実は注意が必要な生き物も……【メーカーに取材】

長澤 芳子 長澤 芳子

部屋にシュッと噴射するワンプッシュ式の蚊取り剤は、よく利用している人が多い商品です。ただ、犬や猫などのペットがいる家庭では、「そのまま使ってよいのか」「換気は必要なのか」と迷うこともあるでしょう。

そんなワンプッシュ式の蚊取り剤について、動物の種類ごとの注意点はあるのでしょうか。また、誤って薬剤がかかった場合はどのように対応すればいいのでしょうか。アース製薬株式会社に聞きました。

「ペットがいても使える」は、すべての生き物を意味しない

―ペットがいる部屋でも使用できますか。

犬や猫、ハムスター、小鳥などがいる部屋でも使用できます。ただし、噴射する人以外はペットも含めて室外へ出し、噴射後しばらくしてから入室させてください。金魚や熱帯魚などの観賞魚、エビなどの甲殻類、カブトムシなどの昆虫がいる部屋では使用できません。必ず別の部屋へ完全に避難させてください。

―動物によって注意点が異なるのはなぜでしょうか。

ピレスロイド系の殺虫成分は、虫の神経系に作用します。一方、人を含む哺乳動物では、分解酵素によって速やかに代謝され、尿などで短期間に体外へ排出されるため、安全性が高いとされています。ただし、動物の種類によって影響が異なるため、製品の使用上の注意を確認することが大切です。

―噴射後の換気と、事前の準備を教えてください。

用法・用量を守れば、噴射後の換気は不要です。心配な場合は、換気してからペットを戻してください。エサや水、食器、おもちゃは、事前に室外へ出すか、袋や蓋で覆って薬剤が直接かからないようにすると安心です。観賞魚の水槽や昆虫の飼育ケースは、覆うだけでなく別室へ移してください。

―薬剤がペットにかかったり、舐めたりした場合はどうしますか?

体にかかった場合は拭き取るか、弱い水流の水またはぬるま湯で優しく洗い流してください。舐めた場合も、有効成分の量はごくわずかなため通常は心配ありません。水を飲ませて様子を見て、異常があれば、できるだけ製品を持参して動物病院を受診してください。

―「ペットがいても使える」という表示で、注意すべき点は何でしょうか?

「どんなペットでも平気」「どのような使い方でも安全」という意味ではありません。使えるのは、用法・用量を守った場合に限られます。噴射時はペットを退室させ、観賞魚や甲殻類、昆虫がいる部屋では使用しないなど、製品ごとの使用上の注意をよく読むことが大切です。

<アース製薬株式会社 関連情報>
▽コーポレートページ
https://corp.earth.jp/

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