恋人のことを「顔が良いから」「お金持ちだから」など、いくつかのポイントに惹かれて好きになることはあるでしょう。では、その魅力が突然なくなってしまったら、相手を好きでいられるのでしょうか。そんな恋人の本当の価値に気づかされる創作漫画『だから、彼が好き』(作:赤信号わたるさん)がX(旧Twitter)に投稿されました。
主人公の女性には、自慢の彼氏がいました。お金持ちで成績も優秀、学校では誰もが憧れるヒーローのような存在です。周囲からも「うらやましい」と言われ、主人公自身も、そんな彼のことを誇りに思っていました。
ところがある日、彼が交通事故に遭い、顔に大きな傷を負ってしまいます。それまで彼を「貴公子」と呼んでいた周囲の人たちは、「これでおしまいだ」「もったいない」などと好き勝手に言い始めます。外見やこれまでの華やかなイメージが変わったことで、彼を見る周囲の目も変わってしまったのでした。
そんな状況の中、彼は主人公に別れを切り出します。しかし、主人公の返した言葉は彼の予想とは違っていました。彼女は、彼が事業に失敗した父親を励ましながら、自ら経営を学び、家族のために事業の再興に尽くしてきたことや、暗くていじめられていた自分に手を差し伸べ、救ってくれたことから、彼に惹かれていたのです。
「顔なんて、あなたの一部にすぎない」そう伝えた主人公は、「だから、そばにいさせて」と彼に気持ちを伝えるのでした。
同作について、作者の赤信号わたるさんに詳しく話を聞きました。
「顔なんて一部」彼女が見つめていた彼氏の本当の魅力
ーこの話はどのような着想から生まれたのでしょうか?
人間はつい見た目等の属性から物事を分かった気になって見てしまうので、それを逆転させる展開を描けたら面白いかもなと思いました。
ー事故後の彼は、自分自身をどのように見ていたのでしょうか?
たぶん彼は自分よりも他人を優先するタイプなので、怪我を負った自分と一緒に生きていく大変さを考えて別れを切り出したのかもしれませんが、それと同時に実際彼女が好きなのは自分のステータスではないかという不安もあって、侮辱だと知りつつ事故後の辛い時につい口にしたのかもしれませんね。
ー主人公は「だからあなたが好き」と迷いなく伝えていますが、彼女にとって彼の“本当の魅力”はどこにあるのでしょうか?
外見でなくて内面、とまでは言いませんが、彼女が口にしていたように、全部ひっくるめての彼が好きなのであって、その一部が変わったくらいでは揺るがないものを長年一緒にいる間に培っていったのだと思います。
<赤信号わたるさん関連情報>
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▽電子書籍「赤信号わたるの漫画交差点」(Amazon)
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